インタビュー

2016年6月23日

「お母さんはいつもぼくたちの味方になってくれた」日本代表MF清武弘嗣の少年時代

 

■食べろ食べろと言われたけど、食べられなかった

― 小学生のころは小食だったと聞いていますが、どうやって克服しましたか?
 
「少食は克服できていないかもしれません。三兄弟のなかで、ぼくが一番食べないです。兄貴は今でもすごく食べるので、ぼくより身長が高くて体格もいい。でも、サッカーは体格だけではないですから。体格が小さいなら小さいなりのプレースタイルがあります。
 
小学生のときに食べろ食べろと言われましたが、食べられませんでした。ぼくは無理して食べさせなくてもいいのではないかと思います。体が大きくなる要素は、食べることだけでなく、遺伝によるところもありますし、なにより無理矢理食べさせられたら食事が好きじゃなくなってしまいます。
 
わが家では、おかずを大皿にドーンと盛り付けて取り合うように食べていました。いまは銘々が皿に盛り付けるスタイルが多いです。それだと自分の分を食べたら終わりなので、大皿に盛りつけたほうが量を食べられるんじゃないでしょうか。基本的には、小学生のころは親がつくってくれたものを、きちんと食べればいいと思います。量を食べることより、朝昼夜と三食きちんと規則正しく食べることが大切だと考えます」
 
― サッカー少年のお父さんお母さんに、メッセージをお願いします。
 
「思春期の子どもたちなので、ひとりで考えこんでしまうこともあると思うんです。親御さんにはいつも子どもを見守って、寄り添っていてもらいたいと思います。そして、会話をたくさんしてほしいですね。小さいころは自分で考えて閉じこもるというか、考えこんでしまうこともあるし、いまはあまり自分のことをしゃべらない子が多いと聞きます。親から積極的に話しかけるというよりは、話をしやすい雰囲気をつくったり。ぼくはクラブを選ぶときも、壁にぶち当たったときも家族に相談してきました。会話はとても大切にしています。みなさんの家庭でも、会話を大切にしてほしいと思います」
 

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