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サッカーを観て学ぶ

サッカーを観ることが、自分で考えるトレーニングになる

公開:2014年8月25日 更新:2020年3月24日

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■子どもたちを正しく導くために

子どもたちの様子を見届けながら、千島監督は、最近の子どもたちの印象についてこんな話をしてくれました。
 
「最近は、ほとんどの子どもがyoutubeなどでサッカーの映像を観ています。昔よりもサッカーの映像や情報が格段に得やすくなっているのは間違いありません。昔の子どもならば、たとえばコーチが『ドリブルの練習をするよ』と言ったときに素直に言うことを聞いてくれましたが、いまの子どもたちは『いや、ポゼッションの練習をしようよ』という反応になることもしばしば(苦笑)。パスのほうが速くて楽だし、ボールを奪われる危険も少ないということを映像からすでに学んでいるのです。大人のサッカーを知っているという意味では良い一面なのかもしれませんが、一方で、ただ単にパスを回すことだけに満足してしまい、自分の頭を使って相手を崩すという発想が弱まってしまうのではないか、という懸念も感じています。私は、チーム名であるアビリスタの由来となった『うまく、賢く、だます』といったものを、子どもたちがプレーで表現できるようになってほしい。そのためのチームのイメージを、プロが解説する映像を使うことでわかりやすく共有できるのならば、子どもの考える力は間違いなく伸ばせるし、チームとしても間違いなくレベルアップできると思います」
 
 やみくもにネットに溢れる映像を見るのではなく、サッカーのプロが提供する質の高い映像を繰り返し観て、チームとしてイメージを共有する――それが普段のトレーニングの成果を劇的に向上させる可能性を秘めています。
 

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取材協力:FCアビリスタ//
フィジカルの強さや体躯の大きさ重視せず、個人の技術と判断を活かしたスキルフルな選手の育成を目指す。個々が個性的かつ創造性の高い魅力的なプレーヤーとして、高校生年代以降も高いレベルでサッカーを続けられるよう指導している。
 
【2012年度FCアビリスタU-12】
・全日本少年サッカー大会埼玉県大会第三位
・関東少年サッカー大会第三位
・バーモントカップ全日本少年フットサル埼玉県大会第三位
 
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取材・文  杜乃伍真

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