運動能力

2016年6月10日

足が遅いのには理由がある。しかし、その理由を1つ1つ潰せば足は速くなる

■いい例:重心の移動速度を上げて、踏み込んだ足に体重を乗せる

[谷真一郎からのアドバイス]
速く走るためには、地面を押すように踏み込み、地面から得られるパワーを、走るエネルギーに変えて進んでいくことがポイントです。そのために、地面反力を得られる姿勢で足を振り出し、地面を蹴るのではなく、踏み込むようにして進んでいきます。短距離選手の走っている姿を見ると、足の裏が地面に接地するとき、ひざと足首の角度は変わりません。つまり、地面を蹴って走っているわけではないんですね。地面を押して、パワーをもらうとすぐ次に足を踏み変えて、進んでいきます。一方で、地面を蹴って走ろうとすると、足が身体の後ろに流れたり、滑ってしまうことがあります。これはぜひ気をつけて欲しいポイントです。

■今回のまとめ

いい例で紹介した動きは、ラダーを使うことで効率的に身につけることができます。小学生のころに正しい走り方、身体の使いかたを身につけることが、これから先のよりよい成長につながることは間違いありません。写真や動画を参考に、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(取材・文 鈴木智之 監修 谷真一郎)

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