運動能力

2015年10月 1日

子どもの足を速くしたい親必見!足が速くなるコツの上手な伝え方

 

■両手がパーになっているから、余計な力が入らない

ある親子は講習会が終わってからも谷コーチにお願いして、走り方を“診断”してもらっていました。親子の悩みは、走っているときに両手がグーになってしまい、腕もうまく前後に振れない、ということでした。
 
谷コーチはその場ですぐに「それは力んでしまっているからだよね」とアドバイス。
 
その場ですぐに子どもに「行進」をすることを促します。その場で行進を始めた子どもの両手はパーになっていました。
 
「そのままスピードアップしてみようか」
 
谷コーチがそう言葉をかけると、子どもの行進がスピードアップ。
 
「膝を上げるのを忘れないで」
「力まない、力まない」
 
続けてそんなふうに声をかけていきます。すると、行進をスピードアップして走り出した子どもの両手はパーのまま、腕もスムーズに前後に触れるようになったのです。
 
「両手がパーになっているから、肩に余計な力が入らない。だから腕が前後に振れるようになったんだよ」
 
谷コーチがそう伝えると、その親子はにっこり。確かな手応えを感じているようです。その親子に谷コーチが最後にこう伝えていました。
 
「いま教えたことを家に帰ってもやってみてください。またしばらくすると元に戻ってしまうと思うので、そのときに大事なのがお父さんやお母さんのアドバイスです。そこで的確なアドバイスができれば子どもの足は絶対に速くなるんですよ。ぜひ頑張ってみてください」
 

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