親子でチャレンジ

2016年9月21日

試合の主役はだれ? 子どものサッカーの応援で自問すべきたったひとつのこと

■大人の行動が、主役であるはずの子どもの価値を下げる

試合では自分たちの子どもの応援をしつつ、相手選手や審判に対して声を荒げる大人もいます。この行為も決してプレイヤーズファーストではありません。加えて、そんな声を日常的に聞いていると、子どもたちも使うようになってしまいます。そうなったら負の連鎖。チームの雰囲気も悪くなり、周囲からの評判もガタ落ちです。
 
サッカーは相手チームや試合にかかわってくれる人をリスペクトすることから始まります。
 
「主役は誰なのか」を念頭に置き、子どもたちのサッカー環境を整えていくことは周囲の大人の役割です。
 
「サッカーを含め、スポーツは互いが成長し合うもの。ですから勝つためには相手選手より上回れるように成長することが不可欠ですが、中には相手選手を自分より下げればいいんだと考える人がいるんです。そう考えると、相手を攻撃するような言動になります。ぼくはそれが何よりも残念です」と藤代さん。
 
自分が努力をせず、相手を自分より下げようとする手段として、批判する言葉が出ます。PKなどで相手に「外せ!」などと口に出して相手の集中力を奪おうというのは非紳士的な行為。味方GKを信じて「守るぞ」と思える子に育ってほしいですよね。サッカーは人間性を育むことができるスポーツ。プレイヤーズファーストで心身ともに成長するよう、周囲の大人たちのサポートが重要です。
 

 
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