親子でチャレンジ

2015年1月 9日

サッカー選手の疲労回復にはマッサージ!目的や具体的なやり方を解説

■その3:ふくらはぎのマッサージ

押すのではなく、手のひらで包んで滑らすイメージでマッサージしましょう。子どもの年齢や成長具合にもよりますが、男性なら片手でもOKです。お風呂上りの身体が温まった状態のときに行うとさらに効果的です。

■その4:ひざ裏のマッサージ

第二次成長期になると膝を悪くするサッカー少年がたくさんいます。膝の上に位置するももの筋肉が硬まることで、膝にかかる負荷が増しケガにつながることが多いので、ももまでしっかりほぐしましょう。痛みが出てしまったら、スポーツ整形外科に連れていきましょう。お父さんお母さんにできることはありません。お父さんお母さんにできることは、痛みが出る前にマッサージで疲労を和らげてあげることです。

■マッサージを行う際のポイント

マッサージを行う際には、いくつかのポイントがあります。まず、マッサージを行う際は、できるだけ皮膚に直接触れながら行うことが大切です。また、オイルやベビーローションなどを使ってマッサージを行う箇所への負担を減らすこともポイントとなります。

そして、マッサージは疲労回復を目的として行うため、疲労物質を心臓の方へと戻していくという意識で行いましょう。そのため、マッサージを行う際は静脈の流れをふまえて、体の末梢から中枢へと行うのが基本です。

そのほかにも、力を入れ過ぎないことも大切です。大人の力で子どもにマッサージをすると痛みを感じる可能性があるため、確認しながら行なってください。

うまくマッサージすれば、血流がよくなり、肌の色が明るくなってきます。
「それと、小さなころから触り続けてあげることで、筋肉が硬くなっているかどうかを子ども自身が認識できるようになります。自分の身体の状態を認識できるということは、自分で気になる箇所をストレッチしたりケアできるということで、とても大事なことです」
中学、高校に進み、いつの日か親の手を離れても、自分で自分の身体を守れる子どもに育ってもらうために、わたしたち大人になにができるのでしょう。まずは、正しいマッサージの方法を覚えることからはじめてみてはいかがでしょうか。
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下川路さやか(しもかわじ・さやか)
2011年よりINAC神戸レオネッサの女子サッカー選手のケアを担当。
関西に4拠点展開するキャラアロマテラピースクール主任講師。
10年以上講師としてプロのアロマセラピストを育成。
<資格>
・一般社団法人キッズ&ジュニアスポーツコンディショニング協会認定インストラクター
・IFA国際アロマセラピスト連盟 認定アロマセラピスト
・AEAJ アロマインストラクター/アロマセラピスト
・キャラアロマテラピースクール主任講師

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