U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2025
2025年8月19日
気になるバルサの結果は? FCバルセロナをはじめ海外6チームが参戦「ワールドチャレンジ」初日
今年で13回目を迎えるU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジが、千葉県のフクダ電子スクエア/フィールドで開幕。夏の強烈な日差しが照りつける中、熱戦が繰り広げられました。
「ワールドチャレンジ」の名前のとおり、海外からはFCバルセロナ(スペイン)をはじめ、ミャンマー、メキシコ、中国、台湾などから全6チームが参加し、国際色豊かな対戦が展開されています。
(取材:鈴木智之、写真:新井賢一)
■バルサは初戦で大西キッカーズ(愛媛県)と対戦
注目のFCバルセロナは、初戦で大西キッカーズ(愛媛県)と対戦。
おなじみの4‐3‐3システムでピッチを広く使い、ボールを前後左右に小気味よく動かしてチャンスをうかがうと、前半7分にマリオ・フランコ・デェ・ラ・フエンテ選手が右足でシュートを突き刺して先制。
その後、大会注目FW9番のジャイデン・エスピナル・ペラルタ選手の2ゴールを含む、5対0で快勝しました。
試合後、大西キッカーズの田口怜央コーチは「パスでずらされて、マークがつききれていない選手にシュートを打たれてしまった」と、バルセロナのパス回しに苦戦したことを明かしました。
■元日本代表、元興国高校の監督が率いる選抜チームの結果は
バルセロナは2試合目、元日本代表の橋本英郎監督が率いる選抜チーム、大和ハウスFUTURESと対戦。
(試合を見守る橋本英郎監督)
前半3分にジャイデン・エスピナル・ペラルタ選手があげたゴールを守り抜き、1対0で勝利。2連勝で決勝トーナメント進出に大きく前進しました。
もう1つの選抜チーム、大和ハウスDREAMSを率いるのは、元・興國高校監督で、現在は奈良クラブのアカデミーで指導をする内野智章氏。初戦ではフィジカルと個の力に優れるPDEI UNITED(メキシコ)を相手に粘り強く戦い、0対0のスコアレスドローに持ち込みました。
(街クラブ選抜大和ハウスDREAMSはメキシコのチームと対戦)
内野監督は「今年の選手はアベレージが高い」と目を細めながら、「攻撃も守備もアグレッシブかつ、戦術的な動きにチャレンジしています」とコンセプトを表明。
「夏の大事な時期にチームを離れて、選抜チームに参加してくれているので、普段できないことを経験させてあげたい」と、選手たちと積極的にコミュニケーションを取っていました。
(大和ハウスDREAMSを率いる内野智章監督)
■国内外の同年代のすごさを体験できる大会、入場無料なので見に行ってみては
ワールドチャレンジは世界にチャレンジする大会です。海外勢に加えて、国内の強豪街クラブ、Jクラブ、ワーチャレ選抜、スクール選抜、なでしこ選抜、トレセン選抜など、様々なチーム・選手のプレーを見ることができます。
大会は22日まで開催。入場無料なのでぜひ足を運び、バルセロナをはじめとする海外勢の迫力と、それに対抗する日本チームの頑張りを目撃してみてはいかがでしょうか?