1. サカイク
  2. 連載
  3. 中村憲剛の「KENGOアカデミー」
  4. サッカーで慌てない方法は○○を上げること

中村憲剛の「KENGOアカデミー」

サッカーで慌てない方法は○○を上げること

公開:2016年8月23日 更新:2020年9月16日

キーワード:JリーグKENGOアカデミー中村憲剛川崎フロンターレ練習

相手がいないところでのボール扱いは上手なのに、試合になると慌ててしまい、相手に簡単に取られてしまう。あなたのお子さんはどうでしょうか?そこで、「もっと集中して!」「落ち着け!」「周りを見て」と言ってもなかなかうまくはいきません。
常に冷静なプレーでゲームをコントロールする中村憲剛選手は○○を上げると良いと言います。一体その○○とは?!
【質問】
サイドバックをやっています。ボールを持つと慌ててしまい、取られてしまいます。「周りを見とけ」と言われ、意識をしているのですが、判断が悪く、上手くいきません。どうやったら上手くいきますか?また、取られないボールの持ち方はどういうものですか?
P1030787.JPG
【憲剛選手の回答】
ボールを持った時のプレーに自信がない選手に、今日からできるアドバイスを送ります。

■まずは顔を上げてみること、顔を上げれば慌てることのないプレーが可能に

子どもたちのサッカーを観ていると、「この子はボールを取られないだろうな」、逆に「この子はボールを取られそうだな」というのが、だいたい分かります。
それは顔が上がっているかどうか、です。
守る側の立場になって考えて下さい。
顔が上がっている選手は、こちらの動きも、周りの動きも見えているので、たくさんの選択肢があります。そういう選手に飛び込んでいくのはリスクが大きいと感じて、奪いに行きづらい。
顔が上がっていない選手が見ているのは、自分の足元にあるボールだけです。パスコースがあったとしても気付いていないので、守る側からすればボールを奪いに行きやすい。
ボールを持つと慌ててしまうという選手は、自分のテクニックに問題があると思っているかもしれません。確かにテクニックを磨くことは重要ですが、まずは顔を上げてみましょう。
最初は足元のボールがどうなっているか、自分の目で見ないと不安かもしれませんが、それでも顔を上げてみましょう。
大げさかもしれませんが"世界"が変わります。
KENGOアカデミーのDVDで僕のプレーを見てもらえれば分かりますが、僕はボールをトラップしたり、ボールを蹴ったりする瞬間以外は、常に顔を上げてプレーしています。
顔が下がっている時間を限りなく"ゼロ"にすることによって、プレーの選択肢が広がるからです。
最初からずっと顔を上げ続けるのは難しくても、ちょっとずつ顔を上げる時間を長くしていきましょう。そうすることで試合中も堂々と、自信を持ってプレーできるようになるはずです。
P1030757.JPG

■内田篤人のうまさは「ボールの置きどころ」にある

僕自身はサイドバックではありませんが、一緒にやっていてうまかったなと思うサイドバックは、先日プロサッカー選手を引退し、ロールモデルコーチに就任した内田篤人さんです。
内田さんと他のサイドバックが違うのは、「ボールの置きどころ」でした。
一般的なサイドバックの選手は、ボールが来た時に外側にコントロールします。相手選手はサイドバックから見て、内側から寄せて来ることが多いので、ちょっとでも遠い位置にボールを置きたいという意識が働くからです。
だけど、外側にボールを置いてしまうと、身体も外に開くのでピッチの内側を見ることができません。パスを出す方向や、ボールを運ぶ方向が限定されるので、相手にとってプレッシャーをかけやすくなります。
でも内田さんはボールが来た時に、あえて相手がいる内側にコントロールします。もちろん、相手との距離がすごく近い時は、外側に置くこともありましたが、コントロールする余裕がある時は内側にボールを置く。
そうすると、身体が中を向きます。そうすれば中にいるボランチやセンターバックへのパスコースが確保できるし、外側に運んだほうが良ければ、そうすることもできます。
外に置くか、中に置くか----。ボール1個分ぐらいの差かもしれません。だけど、それによってプレーの選択肢は大きく変わります。
内田さんは相手との距離の取り方もうまかった。僕がボールを持っていて、サイドバックにパスを出そうとします。
このとき、相手が近くにいて、その場でボールを受けたらプレッシャーをかけられそうだと感じたら、スッと1、2歩動くんです。ちょっとしたことなのですが、それによって相手との間合いができて余裕を持ってプレーできる。
そのあたりのセンスは、僕が一緒にプレーしたサイドバックの中でも突出していました。
相手に寄せられても慌てずにプレーできるサイドバックは、すごく頼もしい存在です。ぜひ、そんな選手を目指してほしいなと思います。
<< 前回 | 記事一覧
【お求めやすくなりました!】
■KENGO Academy~サッカーがうまくなる45のアイデア~シンプルパッケージエディション
中村憲剛が自身の選手経験の中で積み重ねてきた「サッカーがうまくなる45のアイデア」をDVD2枚組に収録。全て本人出演・解説による本物の「技術」と「駆け引き」を学んでください。
シンプルパッケージになって40%OFF!
kengodvd.JPG
・DISC1:ベーシックスキル編
・DISC2:ゲームメイク編
2枚組DVD、PDFテキストをダウンロードできるQRコード付き
詳しくはこちら>>

中村憲剛が教える
「サッカーがうまくなる5つの秘訣」を配信中!

KENGO Academy

サッカー上達のコツを知りたいならKENGO Academyメルマガ(無料)に登録しよう!
今なら中村憲剛のメソッドをまとめた70ページにおよぶ特典PDFも無料プレゼント!

※メールアドレスを入力して「メルマガに登録する」ボタンをクリックしてください。

※このメール配信はいつでも簡単に解除することが可能です。

kengo.jpg
中村憲剛(なかむら・けんご)
1980年10月31日生まれ。東京都小平市出身。小学生時代に府ロクサッカークラブでサッカーを始め、都立久留米高校(現・東京都立東久留米総合高校)、中央大学を経て03年に川崎フロンターレ加入。06年10月、日本代表デビュー。国際Aマッチ68試合出場6得点(2020年7月現在)。05年から19年までJリーグ優秀選手賞を15回連続受賞。Jリーグベストイレブン8回選出。16年に史上最年長で受賞したJリーグMVPはギネス世界記録に認定されている。
1
最新ニュースをLINEでチェックしよう!
イベントの最新日程もLINEでチェック!
友だち追加
サッカー少年の子育てに役立つ最新記事が届く!サカイクメルマガ
構成:北健一郎 協力:ケンプランニング

関連記事

関連記事一覧へ

中村憲剛の「KENGOアカデミー」コンテンツ一覧へ(25件)

コメント

  1. サカイク
  2. 連載
  3. 中村憲剛の「KENGOアカデミー」
  4. サッカーで慌てない方法は○○を上げること