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あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2018年4月20日

指導で子どもと一緒にプレーするときは全力でプレー? 手を抜くべき?

■レベルの異なる子どもたちを指導する少年サッカーにおけるコーチの重要性

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※写真はサカイクキャンプの写真です。 質問者及び質問内容とは関係ありません

それは「ボールをとられない技術」です。私たち大人がボールを持つと、子どもたちは一斉にボールを奪い返しに来ます。そのときに、彼らを次々かわして抜け出し、もっとも条件の良いところにパスをする。

そんなスキルを見せてあげてください。すると、子どもたちは眼で技術を理解してゆきます。

いかがでしょうか。
少年サッカーの指導は、ある意味、さまざまなレベルの子どもたちひとり一人を理解しながら、チーム全体のことも把握し、進むべき道を示さなくてはいけません。

日本はコーチになりたての人にジュニアを指導させる傾向があるようです。一方、欧州では、若いコーチが成人を指導し、最もキャリアを積んだベテランコーチが育成年代をみます。そこが日本とまったく違います。

なぜなのか。
その意味をぜひ考えてみてください。

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池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。

コーチからの質問に池上正さんがお答えします

※質問の文言をご紹介させていただくこともあります。その際はプライバシーには配慮します。

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文:島沢優子

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