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  4. 自信を持ってドリブルを仕掛けるには「これなら抜ける」という距離と角度を知っておくこと

ドリブルデザイナー岡部将和のドリブルを上達させるための理論

自信を持ってドリブルを仕掛けるには「これなら抜ける」という距離と角度を知っておくこと

公開:2019年12月 3日 更新:2019年12月 4日

キーワード:ドリブルドリブルデザイナー岡部将和

『ドリブルデザイナー』として活動し、YouTubeやSNS、書籍などを通じて、ドリブルの極意や魅力を発信する岡部将和さん。ネイマールなどの世界的な選手を始め、日本代表の乾貴士選手、原口元気選手、小林祐希選手達とも、ドリブル上達のサポートなどを通じて交流を深めています。

岡部さんが今回、「Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」というDVDを監修するにあたり、サカイクでは岡部さんにドリブルを上達させるポイントや理論、Jリーガーや日本代表でお手本となる選手のドリブルについて話を伺いました。

連載企画2回目となる今回は、「トップレベルの選手に共通している特徴」や「ドリブルをする上での心構え」について岡部さんの考えを紹介していきます。(文・鈴木智之)

Jリーグの映像から>>
岡部氏のドリブル理論も学べる>>
DVDの詳細はこちら>>

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1回目:ドリブルを上達させるために大切なのは「距離と角度と一歩を踏み出す勇気」

ドリブルのレベルアップのためには本気で上手くなりたいと強く思うこと

たくさんのプロ選手と接する機会のある岡部さんに「トップレベルの選手に共通していることはなんですか?」と尋ねると、次のような答えが返ってきました。

「なによりも、目が違います。どういうことかと言うと、本当に自分が上手くなる方法を知りたいと思って、僕のところに来てくれています。プロ選手だからというプライドを超えて、純粋に上手くなりたいという気持ちで来てくれているのが、目を見るとわかるんです。もっとうまくなりたいという気持ちはすごく感じます」

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岡部さんは「だからこそ、いま現役でプレーしている選手や子どもたちには、上手くなりたいという気持ちを、強く持つことの大切さを伝えたいですね」と、穏やかな笑みを浮かべます。

岡部さんはたくさんの選手にドリブルの仕方についてのサポートをしていますが、選手達と接するときは、次のようなことを心がけているそうです。

「トップ選手も子どもも一緒なのですが、サッカーが大好きで上手くなりたいという気持ちがある人が僕のところに来てくれているので、まずは相手をリスペクトすること。そして、その選手がどうすれば輝けるかということを考えて、選手を没頭させるような楽しい練習というか、もっとやりたいという気持ちになるように心がけています。とくにプロになると、試合での一つのミスが勝敗を分けると同時に、一つの成功がチームを救うこともあるので、チャレンジすることの大切さは伝えたいと思っています」

ドリブル突破を仕掛けて相手をかわせば、チャンスが生まれます。とくに発育途中にある育成年代では、何よりもチャレンジすることが大切で、それこそが成長に必要なことでもあります。

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「1試合にドリブルを10回仕掛ける選手と、1回しかしない選手では、1試合で得られる経験値が大きく違いますよね。メッシもネイマールも、試合の中でドリブルを仕掛ける回数は、他の選手と比べて圧倒的に多いと思います。ドリブルを仕掛けて失敗すると、周りから色々言われてしまうかもしれませんが、自分の中で、これなら抜けるという距離と角度が確立されていれば、相手が取りに来ても仕掛けると思うんです。だから練習をして、それらを身につけて、試合では自信を持って仕掛ける。それを繰り返すことが大切だと思います」

チームメイトの中で「1対1に一番強い」と思う人と対峙し続ける

ネイマールともドリブルで交流したことのある岡部さん。トップレベルの選手について、どのような考えを持っているのでしょうか?

「本当のトップスターは、自分のやりたいプレーでチームを勝たせることができる選手です。それはエゴではなく、自分の長所をチームの勝利のためにどう活かすか。『自分が、もっともチームに貢献できるプレーはなんだろう?』と考えて、それをピッチの中で出すことで自分の評価につながり、チームの結果にもつながるというイメージです」

岡部さんは常に選手のプレー映像を見てドリブルを分析し、YouTubeやSNSなどを通じて発信しています。選手本人からもリサーチしたことがあり、イタリア代表の名DFとして名を馳せたマテラッツィ選手に会ったときには、「世界トップレベルのDFの間合いはどのぐらいなのだろう?」と思い、実際にリーチの長さを測らせてもらったそうです。

「マテラッツィ選手に足を伸ばしてもらい測ったところ、足の幅が180cmでした。ボールのサイズが22 cm なので、2 m 2cmが、マテラッツィ選手が届く範囲です。測らせてくれと言われたことがないので、びっくりしたと思います(笑)」

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ドリブルで相手を抜くときに重要な、間合い(相手との距離)。これは試合中、相手と向き合う中で測るしかありません。しかし、メジャーを当てて計測するわけにいかないのも事実。どうすればいいのでしょうか?

「チームメイトの中で『この人が一番1対1に強い』と思う人と練習で対峙し続けていると、試合で目の前にいる相手選手が、その人より上ではない限りは抜くことができます。日頃から、自分が思う最強の相手と1対1をして練習をしていれば、誰が相手でも、仕掛けられるようになると思います」

岡部さんはJリーグとコラボレーションしたドリブルDVDの監修も務めています。

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(※DVD「 Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」より)

DVDには、プロ選手の良いプレーがたくさん収録されているので、『こういうドリブルの仕掛けができるんだ』というイメージを持って、自分のプレーに落とし込むときの参考にしてもらえたらうれしいですね」と笑顔を見せます。

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(※DVD「 Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」より)

ドリブルを仕掛けるために必要なのは「距離と角度と、一歩を踏み出す勇気」と言う岡部さん。「自分もこんなドリブルで相手を抜いてみたい!」と思う気持ちから、すべてが始まります。次回の記事では、ドリブルで仕掛ける勇気をもらえるような、岡部さん監修のDVDの内容に迫ります。

Jリーグの映像から>>
岡部氏のドリブル理論も学べる>>
DVDの詳細はこちら>>

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岡部将和(おかべ・まさかず)
神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、フットサル選手として活躍。引退後は、誰でも抜けるドリブル理論を持つドリブル専門指導者『ドリブルデザイナー』として活動し、Youtubeを始め SNS上で配信するドリブル動画閲覧数は約1億PVを超える。少年サッカーから現役日本代表選手まで幅広いレベルの選手を対象に、独自のドリブル理論に基づいた指導を行っている。

著書:ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」 (TOYOKAN BOOKS)

Jリーグの映像から岡部氏のドリブル理論も学べるDVDの詳細はこちら>>

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文/鈴木智之

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