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テクニック

ロベルト・カルロスが教える!弾丸シュートの蹴り方

公開:2014年10月23日 更新:2019年8月16日

キーワード:シュートフリーキック

■シュートの正確性を高める方法

3つ目のポイントは、より質の高いフリーキックを打てるようになるための練習方法です。
ジュニア年代では、「成人に近いユース年代とは異なり、パワーの強化に取り組む必然性が低い」というロベルト・カルロス。弾丸のような強烈なフリーキックを打つ彼がおススメする練習方法は、意外にもパワーを身につけるものではなく、狙ったところに打ち込めるようにシュートの正確性を高めるものでした。
「Tシャツをゴールバーに引っ掛けて、そこにボールを打ち込んでいくようにすればいいでしょう。そうすると、どこに蹴るようにすればいいのかという基準を作ることができるようになります。もしボールを見事に命中させられたら、次はそのTシャツをずらして、もう一度狙っていきます。これを毎日5分、7分と少しでもいいから練習するといいはずです。将来、質の高い選手になるために毎日毎日練習しつづけること、それが大切だと思います」。こうした練習を、通常の練習の後に「最低5分、最長10分間の休憩を入れてから行うのがいい」と言います。
ロベルト・カルロスが選手として活躍したころと比べ、近年はメーカーの技術革新によってボールが軽量化してきていることから、同じキックでもかつてと同じコースにボールが飛ばないようになってきています。この点についてロベルト・カルロスは「クリスティアーノ・ロナウドのように、足をボールにきれいな形で当てることができれば、軌道がブレたり、軌道の向きが変わるシュートを打つことができる」と述べます。

■ロベカルが賞賛するベッカムのフリーキック

ロベルト・カルロスがもっともリスペクトするプレースキッカーに挙げたのは、デイビッド・ベッカムでした。
「(相手チームが作る)壁との距離が近い場合はぼくが、壁との距離が遠い場合はベッカムが蹴るという役割分担でした。チームにFKが与えられたとき、ベッカムがボールの左後方に立ち、私は右後方に立ちます。彼のキックは美しいから、ベッカムのFKを横で見るのは好きでした」
ロベルト・カルロスのような発達した大腿筋を持たない一般的な日本人には、彼と同じような弾丸フリーキックを打つには限界があるかもしれません。しかし、そうしたパワーも、正確性を備えてこそ活きるものです。パワーと正確性をバランスよく磨き、彼に認めてもらえるようなプレースキッカーを目指しましょう。

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翻訳・構成/永田到 提供/UEFA.com

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