■もう、ネームバリューだけでチームを選ぶのは止めよう
坂本さんが指導していたSVハイムシュテッテンでは、U11以下の選手たちに対して毎週金曜日に45分をかけて、コーディネーションのトレーニングをしていたそうです。坂本さんは言います。
「選手がU9やU12のときは指導者が働きかけて、ベースを作っていくことが大切だと思います。SVハイムシュテッテンでサッカーを続けていた選手たちは、U11のときにミヒャエルという優れた監督に出会って、人間的な部分と同時に“サッカーがうまくなるためには、どうすればいいか”という理由や考え方をしっかり教わってきました。その原体験があったから、サッカーの楽しさや深さを知り、長くサッカーを続けてきていたのではないかと思います」
小学生年代でどのような指導を受けるか。また、どのようなコーチと出会うか。それは後のサッカー人生を左右することになります。サッカー少年のお父さんお母さんは、クラブやコーチのネームバリューに左右されず、トレーニングを見学したりコーチと対話することを心がけ、コーチの人柄や指導の内容などをしっかりと把握したうえでチームを選ぶことが大切なことかもしれません。
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