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孤立してもボールをキープできるようになる!パスではなくキープ力を磨く"4秒キープのとりかご"とは
公開:2016年7月11日 更新:2021年1月27日
うまくボールをトラップすることはできるんだけど、すぐに相手DFに詰められてボールを奪われてしまう……
子どもの試合を観戦していてそんなふうに感じたことはありませんか?
味方のフォローが遅かったりポジショニングがわるかったりして孤立してしまっていることも原因かもしれません。
しかし、そういった状況でもしっかりとボールをキープし、味方にボールを渡せる選手はチームメイトからもコーチからも信頼されるものです。
では、どうすればボールを奪われなくなるのでしょうか。それは、相手DFに詰められないようになる、あるいは詰められてもボールをキープするスペースを確保しておくことです。今回は、そのスキルを養うためにうってつけのトレーニングをご紹介します。
いわゆる“とりかご”形式の4対2です。ふつうは、3タッチ、2タッチ以内というふうに、タッチ数を制限するルール設定を設けますが、今回紹介するとりかごは、ボールを受けた際には4秒以上キープしないとパスは出せない、というルールを設定します。
止まってボールを受けてしまうとすぐにディフェンスに寄せられてしまうので、常に広いスペースを見つけてどこに動けばキープ出来るかを考え、判断しましょう。
キープ、というと相手に背中を向けてしまいがちですが、背中を向けてしまうと次のパスコースが無くなってしまいますので、前を向いてキープする事が重要です。
■やり方
1.外4人、中(DF)2人でのボール回し
2.外の選手は4秒間ボールを保持しないとパスを出すことができない
3.トラップする前に周囲を見ておいて、どこに動けばスペースあるか、プレッシャーが少ないかを判断しよう
■ポイント
1.背中を向けてしまうとパスコースがなくなってしまう。前を向いてボールを保持しよう
2.“出して終わり”じゃない。コートを広く使い、どこに出せば受け手が4秒キープしやすいか考えてパスしよう
3.3対2の場合は、キープする秒数を3秒にし、ダイレクトパスなら3秒経たなくてもOKなどのルールを加えて行おう
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