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町クラブのパーシモンが大宮アルディージャを破り優勝! プレミアリーグU-11チャンピオンシップ2018

公開:2018年3月14日

「プレミアリーグU-11チャンピオンシップ2018」決勝レポート

 3月10日(土)、11日(日)の2日間にわたり、北市川フットボールフィールドで第3回「プレミアリーグU-11チャンピオンシップ2018」が開催され、決勝でFCパーシモン(以下、パーシモン)と大宮アルディージャ ジュニア(以下、アルディージャ)が激突、2-1でパーシモンが大宮を下して優勝した。

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 2015年4月にスタートした『プレミアリーグU-11』は、関東近県の7都県(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城・新潟)で行われた「真の育成・強化のための地域主導の育成年代サッカーリーグ」。それが3年目を迎えた今年度は当初の2倍の14都県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・山梨・群馬・福島・新潟・富山・石川・長野・静岡・長崎)、全159チーム、合計1,249試合を実施するまでに拡大した。そのチャンピオンシップには、各地域のリーグ戦優勝チームに前回優勝県の埼玉県からもう1チームと開催地枠の1チームを加えた全16チームが参加し、覇権を競った。

 そんな長丁場の戦いを決勝まで勝ち進んだパーシモン(神奈川県 年間1位)とアルディージャ(埼玉県 年間1位)の決勝は、町クラブ vs Jクラブという側面も持っており、両チームの選手たちが持ち味を発揮して文字通りの熱戦となった。

 試合はキックオフ直後の45秒にいきなりパーシモンが先制する。パーシモンの9番・八田秀斗選手がペナルティボックスで横パスを受けるときに相手の逆を突くターンで相手をかわすと右足を一蹴。ボールはゴールの左隅に吸い込まれて先制した。

 Jクラブ最強レベルのアルディージャもなんとか挽回しようと必死にゲームを組み立てようとするが、パーシモンのプレッシャーが早くて思うように展開することができず、前半は決定機をほとんど作れなかった。

 後半開始早々に試合はまた動く。後半1分30秒、アルディージャGKのクリアをインターセプトしたボールがそのままゴール前のパーシモンの10番・矢越幹都選手の足元へ。矢越選手はそのボールを落ち着いてコントロールし、飛び出してくるGKの脇を抜いてゴールに突き刺した。

 このゴールでパーシモンが圧倒的に優位な状況になったが、アルディージャは最後まで諦めずにゴールを目指した結果、終了間際の後半14分に10番・中松陽太選手が左サイドで華麗なバックヒールパスをコントロールすると、そのままペナルティボックスにドリブルで侵入し、ゴールの左隅にシュートを豪快に突き刺した。しかし、間もなくタイムアップの笛が鳴り熱戦に幕が降ろされた。

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 パーシモンは今年8月に開催予定の「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018」に参加することになっている。今回からプレミアリーグU-11とワールドチャレンジが提携し、出場枠の一つをチャンピオンシップ優勝チームに提供されたためだ。バルセロナを始めとした世界の強豪チーム相手にプレミアリーグU-11を代表してどこまでやれるか楽しみだ。


【大会結果】
優勝 FCパーシモン
準優勝 大宮アルディージャ ジュニア
第3位 1FC川越水上公園
第4位 松本山雅FC
最優秀選手賞 矢越 幹都(FCパーシモン)
得点王 矢越 幹都(FCパーシモン)、八田 秀斗(FCパーシモン)
ベストGK賞 凌 晴斗(大宮アルディージャ ジュニア)

大会結果公式サイト>>

■プレミアリーグU-11 幸野健一実行委員長のコメント
今回で3回目を迎えるわけですが、年々開催県も増え、Jクラブの参加も増えているので、レベルが今年が一番高かったですね。その中で町クラブであるパーシモンが驚異的な強さを発揮して優勝したのは素晴らしいことでした。今回、ジュニアサッカーワールドチャレンジ大会と提携したことで、U-11年代の1年間をかけてリーグ戦における各都県の代表チームが、チャンピオンンシップにてしのぎを削り、さらに優勝チームがU-12に進んだ8月に国内外のトップレベルのチームが参加する国際大会に参加できるという、約1年半に渡るストーリーがサッカーの育成環境に誕生することになりました。これはリーグ戦を戦う各選手にとっても、バルセロナとかと戦えることができる可能性を常に感じながら、毎週のリーグ戦に臨めることはすごく夢を与えることになったと思っています。

リーグ戦の素晴らしいところは同じ相手と2回戦うことです。トーナメントは対戦した相手と再戦することがいつあるかわかりませんが、リーグ戦は必ず2回戦うことで、1回目で出た課題をトレーニングで改善して次に備えるわけです。これを小学生のうちから毎試合積み上げていけば、子供たちにサッカーの知識が積み上げられていくわけですよね。これこそが今の日本の育成年代に足りない部分で、そのことを知ってもらうためにこのプレミアリーグU-11が担う役割は大きいと思っています。

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