J1最終節が行われ、2014年のリーグ戦全日程が終了した。

 

前節首位に立ったガンバ大阪は、アウェーで徳島ヴォルティスと対戦。2位と勝ち点で並んでいたが、得失点差で大きくリードしており、最下位を相手に勝利すればほぼ優勝は確実という状況で迎えた一戦だったが、徳島の組織的な守備とシンプルな攻撃に手を焼く。納戸化ゴール前に迫るが決定機まで持ち込めず、シュートを打っても遠目から単発に終わってしまう。結局スコアは動かず0--0で終了。勝ち点1を重ねて2位以下の結果を待つ。

 

2位の浦和レッズはホームで名古屋グランパスと対戦。勝利が必要な試合で開始2分に先制し、幸先の良いスタートを切る。しかしその後は攻めあぐね、ボールを持ちながらもシュートを打てない時間が続く。すると後半に名古屋がセットプレーからゴールを決め、試合を振り出しに戻す。ゴールが必要な浦和は前に出るが、逆にそのスペースを名古屋が活用し逆転。1-2で敗れた浦和は、自分たちの手でタイトルを逃してしまった。

 

一方、残留争いでは清水エスパルスの残留と大宮アルディージャの降格が決定。勝ち点3差で残留圏内の清水を追う大宮は、前節で降格が決まったセレッソ大阪を相手に2-0で快勝。しかし清水もヴァンフォーレ甲府に0-0で引き分け勝ち点1を獲得。この結果、大宮は2005年の昇格以来初となる降格が決定した。

 

Jリーグの2014年シーズンはこれですべて終了。来年からは2シーズン制になる。

 

【J1最終節結果】

鹿島 0-1 鳥栖

浦和 1-2 名古屋

大宮 2-0 C大阪

F東京 1-1 横浜FM

清水 0-0 甲府

神戸 1-2 川崎F

広島 2-0 仙台

徳島 0-0 G大阪