スペイン、リーガ・エスパニョーラ第35節が行われ、バルセロナはホームにレアル・マドリードとの「エル・クラシコ」を迎えた。

 

バルセロナはセスク、アレクシス・サンチェス、ピケなどをベンチスタートとするが、いつも通りにポゼッション率で優位に立つ。だがマドリードもコンパクトな守備で応戦し、決定機は与えなかった。

 

先制したのはボール保持は譲るものの、効率的な攻撃を繰り出すマドリードだった。16分、コーナーキックの流れからMFケディラが押し込んだ。マドリードはその後もマンマークに近い守備でメッシらに自由を与えず、前半を0-1で折り返す。

 

後半も似たような展開が続くが、選手交代をきっかけに試合が動く。68分、バルセロナが精彩を欠くMFシャビをFWサンチェスに替えると、直後の70分にミドルシュートのこぼれ球を押し込んだ。

 

だがさらに直後の73分、マドリードのエースがバルセロナの観衆を黙らせた。右サイドに開いたMFエジルのスルーパスで抜け出したクリスティアーノ・ロナウドがGKをかわしバルセロナを突き放した。チーム全体に動きの重さが目立ったバルセロナは反撃する気力もなく、試合は1-2でマドリードが勝利した。

 

この結果、首位マドリードとの勝ち点差は7に開いた。