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あなたのしつもんが子どもを変える!わが子にとって最高のしつもんとは

サッカー少年のママに聞いた!子どもがうれしそうに答えてくれるしつもんの方法

2016年2月15日

キーワード:しつもんキャンペーンコミュニケーション藤代圭一親子

昨年の発売以降、たくさんの反響が寄せられた『しつもんサッカーカレンダー』。書き込み式で子どもたちの考える力を育て、親子のコミュニケーションの質を高めるツールとして、多くの方々が愛用してくれています。そこで今回は、昨年『しつもんサッカーカレンダー』を購入してくれたサッカー少年のお母さんたちと、『しつもんサッカーカレンダー』の監修者・メンタルトレーナーの藤代圭一さんを招き、カレンダーの活用方法について話をうかがいました。(取材・構成 鈴木智之)
 
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昨年しつもんサッカーカレンダーをつかっていた川沼真里子さん(左)と小暮なみさん(右)
 

■しつもんサッカーカレンダーの効果とは

藤代:今回は『しつもんサッカーカレンダー』を実際につかっているお母さんに来てもらいました。よろしくお願いします。
 
川沼真里子&小暮なみ:よろしくお願いします。
 
藤代:最初にお聞きしたいのが、『しつもんサッカーカレンダー』を使ってみようと思ったきっかけです。どのような気持ちで、使ってみようと思ったのでしょうか?
 
川沼:わたしの息子はいま中学一年生ですが、小学生のころは、高学年になると大会に出場するようになり、チームの中でのレギュラー争いもあります。低学年のころは観に行くことができたのですが、高学年になると試合会場も遠方になるので、なかなか観に行けなくなってしまいました。でも、息子の状況を知りたい、一緒にサッカーの話をしたいという気持ちがあったので、そのきっかけづくりとして『しつもんサッカーカレンダー』をつかってみようと思いました。
 
藤代:お子さんとコミュニケーションをとるための手段として、カレンダーを選んでくれたんですね。ありがとうございます。小暮さんはいかがでしょう?
 
小暮:わたしはサカイクを読んでいるときに、このカレンダーの存在を知りました。仕事でエステティシャンの育成をしているのですが、人を育てるという意味では子育てと似ているところがあって、仕事にも子育てにも活かせそうだなと思ったのが購入に至ったきっかけです。
 

■1年間しつもんサッカーカレンダーをつかった効果とは?

藤代:昨年1年間、サッカーカレンダーを使ってみて、いかがでしたか?
 
川沼:使いはじめよりも今のほうが、子どもとのコミュニケーションの量は間違いなく増えたと思います。私自身も、しつもんの仕方を考えるようになりました。たとえば、子どもとサッカーの話をしていて「今日の試合では、1点決めたよ」と言われると、いままでは「どうやって決めたの?」としつもんしていたのが、いまは「何分に決めたの?」「何対何のときに決めたの?」といったように、より具体的になってきました。サッカーカレンダーは書きやすいですし、子どもと話をするきっかけになり、子ども自身も「話したい!」という気持ちになっているようです。
 
小暮:うちの子は、サッカーカレンダーを書くことで、目標を決めて、それを達成するためにはどうすればいいかを考える意識がついてきたと思います。一時、ストレッチをしなくて足を痛めたことがあったのですが、毎月の目標のところに「ストレッチをちゃんとやる」と書いて、やらないとマイナスなんだと意識をもつようになりました。
 
藤代:しつもんサッカーカレンダーは、「しつもんを通してコミュニケーションをとり、考える力を高めよう」というコンセプトがあるのですが、おふたりは、日々の暮らしの中でお子さんとコミュニケーションをとるなかで、どのようなしつもんをしていますか?
 
川沼:練習と試合とで、しつもんの内容を変えるようにしています。小学生のころは目先の勝利よりも将来のことを考え長期的な視野でしつもんを多くしていましたが、最近は勝ちにこだわるようになってきたので、「今日、勝つにはどうしたらいい?」と、試合前に聞くことがあります。うちの子が所属するクラブは少し変わっていて、中学生同士で試合をすることはないんですね。大会は大人の大会に出て、練習試合の相手は中3か高校生。つまり、年齢的にも体格的にも上の相手と試合をします。なので、試合の前には「体格では勝てないから、どうやってプレーすればいい?」というしつもんをよくしています。
 
藤代:アイデアを考えてもらい、行動をうながすしつもんですね。すごく良いと思います。練習の時は、どのようなしつもんをしていますか?
 
川沼:練習のときは「試合でみつかった課題を、どうやって練習で改善できるかな?」という聞き方をしています。ただ、毎回同じしつもんをすると、同じ答えしか返ってこなくなってしまうので、なるべく工夫するようにしています。
 
藤代:すばらしいと思います。「はい」か「いいえ」で答えられるしつもんではなく、「どうすればいい?」と、子どものアイディアや考えを引き出していますよね。そのあと、どんな答えが返ってきますか?
 
川沼:「技を使って、相手を抜く」という答えが多いです。私が「どんな技を使うの?」と聞くと「シザースを使って抜く」とか。「じゃあ、がんばってやってきてね」と言って、送り出します。試合を終えて帰ってきたときに、うまくできたときは「できたよ!」と喜んで話をしますが、できなかったときは「全然できなかった……」と暗い顔で言うこともあります。そのときに「でも、いいところはあったでしょ。1回はできた?」と聞くと「1回はできた」と。「それでいいじゃん。次は2回できるように、練習しようね」というやりとりをします。
 
藤代:試合の前後にしつもんをするのは、すごく良いと思います。試合前に「試合でどんなプレーをする?」という質問をしておいて、帰ってきたときに、フォローするという。子どもは「気にしてくれているんだな」と感じると嬉しいものですし、できた、できなかったという結果ではなく、チャレンジしようとしたことを褒めているので、次につながりますよね。小暮さんはどのようなスタンスで、お子さんにしつもんをしていますか?
 
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■「サッカーをお母さんに教えて?」というスタンスのしつもんが効果的

小暮:子どもが高学年になると、サッカーの戦略や戦術的なことも、チームから求められるようになりますよね。でもうちの子はあまり考えないので、どうすれば考えるかなと思ったときに、私が、サッカーを何も知らないというスタンスで興味を持っている素振りで「試合のあの場面のとき、なにを考えていたの?」という聞き方をします。「ゴール前で相手にマークされたら、どうやって外すの?」とか。「サッカーのことを知りたいから教えて?」という設定で聞くと、得意気に話してくれます(笑)
 
藤代:上手な聞き方ですね。良いしつもんとは「子どもたちが話したくて、たまらなくなるようなしつもん」です。そもそもしつもんは、疑問から生まれることが多いですよね。親が聞きたいから、子どもにしつもんをする。その場合、答えに対して、親はジャッジしようとしてしまうんですね。
 
小暮:なるほど、そうなんですね。
 
藤代:子ども自身がどんなことを考えていたのか、そこにアプローチするしつもんが、良いしつもん、つまり「子どもが答えたくなるしつもん」だと思います。小暮さんのように、あえてわからないふりをして聞くのもいいですよね。なかには、子どもとの間に上下関係を作ろうとして、疲れてしまうお母さんもいるんですね。サッカーのことにしても、「大人なんだから、全部知っていないといけない」と思ってしまう。でも、実はそんなことはなくて、小暮さんのように、子どもに「こういうときはどうすればいいの?」と聞くと、「知らないの? しょうがないから教えてあげるよ」という感じで、得意気に話をしてくれます(笑)。このように、しつもんの内容だけでなく、聞くタイミングや聞き方なども意識すると、さらに良いコミュニケーションがとれると思います。
 
子どもの本音を引き出す!しつもんを発展させる5つのコツ>>
 

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取材・構成 鈴木智之

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