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ボランティアコーチお助け隊

初心者コーチの心得その4:子どもそれぞれのキラッと光る部分を探そう

2016年12月 8日

 
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前回の連載第3回では「サッカーというスポーツを知ろう」をテーマに、「初心者コーチ&ボランティアコーチ 5つの心得」の一つをシンキングサッカースクールヘッドコーチ・高峯弘樹さんに話してもらいました。第4回のテーマは「個々のキラッと光る部分を探そう」です。(取材・文 木之下潤)
 
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【初心者コーチ&ボランティアコーチ 5つの心得】
1.サッカーは遊びだから楽しむが一番
2.子どもの性質や特徴を把握しよう
3.サッカーというスポーツを知ろう
4.個々のキラッと光る部分を探そう
5.コーチもクリエイティブになろう
 

■子どもたちの気づきは指導者コーチの観察から始まっている

サッカーが上達するには「子どもたち自身が気づくことが必要だ」と、よく耳にします。では、気づかせるために、コーチはどんなことをしたらいいでしょうか?
 
・選手が楽しいと感じる練習メニューを考える
・問いかけて選手たちに考えさせる
・できることとできないことを把握させる …etc
 
どの答えも正解です。
では、これらに共通することは何でしょうか? 
 
その答えは「観察する」ことです。サッカーの指導現場で合言葉のように飛び交う「PLAYERS FIRST!(プレイヤーズ・ファースト)」も、そもそも監督やコーチが子どもたちにしっかりと目を向け、「何をしたらいいのか?」と考えるきっかけを与えてくれる言葉です。その原点はやはり、子どもたちを観察することから始まっています。
 

■サッカーを長く続けるには基本技術の習得が必要

高峯さんは、子どもたちが長くサッカーを続けていくには『止める・蹴る・運ぶ』という基本的な技術が必要だと語ります。
 
プレーすることで得られる喜怒哀楽が大きいほど感情的な針が振れ、嬉しさも悔しさもすべてを含めて心揺さぶるから「またサッカーがやりたい!」という気持ちになる。それは基本的な技術がなければ経験できません。
 
「コーチの立場からすると、最低限ボールを止められて、運べて、判断をしつつプレーできる選手だったら、将来的にいくらでも使い道はあると感じるものです。その基本的なスキルさえ備わっていれば、ゲームにかかわることができますから。
 
しかし、そのスキルレベルも個々によります。練習では、メニューの内容に差別化を図れませんから、しっかりとプレーできる子、もっと基本的な技術が必要な子など、それぞれの子どもたちに応じて言葉を投げかけて上達を促すしかありません。
 
上手な選手には技術的に少し高い要求はしますし、下手な選手にはしっかりと技術が身につくように要求します。でも、どんな子にもキラッと光る部分があるんです。それを見つけるのがサッカーコーチの醍醐味ではないでしょう」
 

■目を配ることが一人ひとりの個性の発見につながる

練習の内容、試合の機会は平等に配慮できても、上達スピードは平等ではない。高峯さんは「だからこそ、子どもたち一人ひとりに目を配り、全員の性格や特性、また長所や短所を知った上で、個々に合わせた声掛けを重ねることが重要だ」といいます。このことは、ボランティアコーチや初心者コーチにもできることです。
 
「ドリブルは決して上手ではないけど、どんなボールもピタッと足元に止められる選手がいるとします。ぼくはその部分をしっかりと褒めるようにしています。子どもたち同士でも、監督やコーチから見てもドリブルがうまい方が派手だし分かりやすいから、どうしてもドリブルのうまい子が目立ってしまいます。でも、ボールを吸いつくように止められることも立派な特徴です。だから、子どもたちをある一つの要素だけで比べるようなことはしません。
 
ドリブルもトラップも下手だけど、足元に来たボールをダイレクトでスパンとパスできる選手もいます。他人のためにサポートできる選手もいますし、スペースを作るために走れる選手もいますし、声をかけることで全体をコーディネートできる選手もいる。
 
それぞれが才能だから一人ひとりにそのことを気づかせ、それを引き出し、大きく伸ばしてあげるのがコーチの役目です。それが自信につながり、先々で他に得意なプレーを生み出すきっかけを作ることになります。僕は『この子はどんな選手なんだろう?』と、いつも一生懸命に光るものを探しています」
 
次ページ:ジュニア指導はサッカーの原点を基準に良し悪しを伝える

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取材・文 木之下潤

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