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大西貴の親子でサッカーを楽しもう!

練習を休むことで学ぶこともある。年末年始はリフレッシュしよう!

2011年12月29日

キーワード:休息観戦術

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「ウチの息子が、娘が今度サッカーを始めました!でも、サッカーってどんなところを見たらいいんでしょう?そして、どんなところが楽しいんでしょうか?」
 そんなホントは相談したいけど、いまさら人には言えない悩みをもっているお父さん、お母さんに応える「大西貴の親子でサッカーを楽しもう!」。
 今回のテーマは「年末年始の過ごし方」について。プレーから離れることが、のちのちサッカーの上達にもつながる。ついつい詰め込みがちなサッカーキッズのみなさんへ大西さんからアドバイスをいただきました。ぜひ参考にしてみてください! 
 

■年末年始はリフレッシュ!「サッカーを見る・話す」期間にしてみよう

――いろいろなことがあった2011年も、もうすぐ終わり。2012年の訪れも近づいてきました。家族だんらんで過ごすことが多い年末年始ですが、サッカーキッズを持つご家庭はどのように過ごしたらいいのでしょうか?
 
 大西「年末年始にもサッカークラブによっては試合や大会があるようですが、まずは子どもたちをリフレッシュさせることが大事だと僕は思います。
 また、年末年始は天皇杯や全国高校サッカー選手権など、身近にサッカーを見る機会がいつもより多くあります。サッカーを見て親御さんや子どもが考えることも必要ですね。ですので、コタツでみかんを食べながら・・・」
 
――できれば愛媛みかんで(笑)
 
大西「(笑)。TVでゆっくりサッカーを見るのもいいとは思いますよ。ましてや今の世の中はどうしても追い込んでやっていく傾向がありますから、年末年始のようなリフレッシュする期間、サッカーを客観的に見る期間は子どもだけでなく、指導者にとっても、親御さんにとっても必要なんです。
 サッカーボールから離れる充電期間があるからこそ、休み明けにサッカーができたとき喜びや楽しさを感じられるんですよ。サッカーはしたい、うまくなりたいと思わないと絶対にうまくならない。サッカーへ新鮮に取り組み、ステップアップをしていくため、あえてサッカーをしない、できない状況を作ってあげる。休みは絶対に必要だと僕は思います」
 

■休むことで学ぶこともある。練習だけで伸びるものでもない。

――年末年始はほとんどの皆さんが休んでいますから、そこをうまく利用すればいい、と。
 
 大西「休むことで学ぶこともありますから。サッカーは練習をすればするほど伸びる要素もありますけど、練習するだけで伸びるものでもない。特に判断する部分では脳が疲れていては正しい判断はできません。サッカーをすることに疲れてしまっては、試合をさせても絶対にうまくはいきません」
 
――その理論は、僕が仕事をしているライターの業界も全く同じですね。
 
大西「そうですよね?『書きたい』と思わないといい文章は書けないし、『伝えたい』と思わないと読者には伝わらない。書くことにマヒすると仕事自体うまくいかなくなります。
 ですので、年末年始はサッカーを見る期間と捉えて『なにがすごかったのか?なにがよかったのか?』を、親子で基本に戻って一緒に考えて確かめる期間にしてみましょう」
 
――海外だと、イングランド・プレミアリーグなどは正月もやっていますしね。
 
大西「特に全国高校サッカー選手権は、自分たちが住む都道府県の代表校が出ている。日本における高校生年代の「W杯」なわけです。そう思えば高校サッカー選手権も楽しくなるし、応援したくなるし、勝てば嬉しい。負ければ悔しい。そんな感情を持つ中で、自分たちの住む都道府県の立ち位置。イングランドなのか、ドイツなのか、日本なのか、それとも香港なのかがわかって、見えてくると思うんです。
 となると休み明けに自分がやらなければいけないこともわかってきます。サッカーが好きという気持ちを持ち続けるためにも、年末年始はサッカーを俯瞰で見て、話し合う期間にしていってください」
 
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大西 貴(おおにし・たかし)※写真の後列中央//
1971年・愛媛県生まれ。南宇和高では主将として1989年度の第68回全国高校サッカー大会制覇。福岡大を経て1994年に広島へ入団し主にDFとして広島で3年間、京都で1年間プレーしJ1・21試合に出場。広島時代はマンチェスター・ユナイテッドへの短期留学も経験する。そして1998年には当時四国リーグ所属だった愛媛へ里帰り。愛媛FCでサッカースクールコーチを務めつつ2001~2003年には選手兼監督・2004年には監督専任で4年間JFLでも采配を振るった。その後は2年間の愛媛ユース監督経験を経て、現在は愛媛県立松山北高コーチ、スカパー!愛媛中継解説者として活躍中。日本サッカー協会公認A級ライセンス保持。
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取材・文・写真/寺下 友徳

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