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大西貴の親子でサッカーを楽しもう!

親子で楽しむ!クラブワールドカップの観戦術(1/2)

2011年12月 1日

キーワード:クラブワールドカップ観戦術

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「ウチの息子が、娘が今度サッカーを始めました!でも、サッカーってどんなところを見たらいいんでしょう?そして、どんなところが楽しいんでしょうか?」
 そんなホントは相談したいけど、いまさら人には言えない悩みをもっているお父さん、お母さんに応える「大西貴の親子でサッカーを楽しもう!」。
 第7回のテーマはもうすぐ始まる「TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ2011」について。サッカーキッズだけでなく、キッズサッカーにかかわる私たちが見るべきプレーのポイントを、大西さんが大学時代に体験した「うらやましい!」エピソードも交えて紹介します。 
 
※そもそもクラブワールドカップって何?という方はこちらからお読みください。
 
 

■まずはテーマを決めて各大陸での「違い」を楽しもう!

――今回のテーマは「TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ ジャパン2011(以下、CWCと略します)」です。今年から再び2年間の日本開催になった今大会ですが、私たちはどんなところを見たらいいですか?
 
 大西「子どもたちがポジショニングやチーム全体のことをすぐ真似するのは難しいでしょうから、まずは選手1人1人のボールの止め方、ドリブルの方向などを見た方がいいと思います」
 
――今大会ではFCバルセロナ(ヨーロッパ代表・スペイン)に注目が集まっています。でもその一方で、各大陸の代表が集う大会ですから、それぞれのチームにその部分の違いがあるのも楽しみの1つですよね。ボールの止め方でもエスペランス(チュニジア)の「アフリカ的な」止め方とか、サントスFC(ブラジル)の「南米的な」止め方とか・・・。
 
大西「それはあると思います。もう1つ言えば、今回はメキシコのチーム(モンテレイ・北中米代表)も参加します。メキシコのサッカーは組織的で運動量も多く、攻守の切り替えも速い。そこは日本が今後目指すべきスタイルに近いような部分もあるので、そのプレーに注目してみるのもいいかも知れません。
 
また、南米代表はブラジルの名門・サントスFCですから、その中で勝ち残ってきた選手たちは闘う姿勢を出してくると思うんです。
 ただ、皆さんはこのようにたくさんある見るべき切り口から、最初は自分でテーマを決めてみた方がいいでしょうね。例えばある試合では「今日は選手のトラップを見よう」とか。そうすれば、自分の目指すべきスタイルや方向性も決まってくると思いますよ」
 
――では、ある試合ではトラップを見たら、次の試合ではドリブル、その次の試合ではキックという感じで・・・
 
大西「もちろんそういう見方も1つの方法。あとは、ボールが来る前にどこを見ているか。いつ、どのタイミングで中盤の選手、前線の選手、最終ラインの選手たちの首が動いているか。『ボールのない時間』を見るのも1つの見方だと思います。
 特にボールから目を切るタイミング、見るタイミングはスタジアムに行くとすごくよくわかりますから、もしスタジアムに行かれることがあったら、そこも楽しみにしてほしいですね」
 
――でも、特に決勝戦はなかなかチケット確保も難しいようで。
 
大西「そのようですね(笑)。でも、TV中継の中でもよく見ていると目を切るタイミングとかが出てくるでしょうから。サッカーキッズの皆さんはそこまで理解できれば十分だと思いますよ。ポジションや戦術については中学年代や高校年代で学べばいいことです。ただ、攻守の切り替えの速さは普通に見ればわかることですから、そこは注目した方がいいですね」
 
――オークランド・シティ(オセアニア代表・ニュージーランド)のようなチームは、そこに勝機を見出してくる可能性は高いですよね。
 
大西「ないしはしっかりブロックを作って守り、相手に自分たちの奪いやすいところにボールを出させる形。そんな戦術は必ず各クラブは持っていると思うので、1つ踏み込めばそこを見ても面白いですよね。どこにボールが入ったら守備のスイッチが入るのか。そのために選手たちはどんな中間ポジションを取るのか」
 
――しっかりとした戦術がないと、各大陸チャンピオンになってCWCに来ることはできませんからね。
 
 大西「そうだと思います。ただ、そこはTVではわかりにくい部分もありますけどね。この前のFIFA・ブラジルW杯アジア3次予選のアウェイ2連戦でも、僕は『(カメラで)映すのはそこじゃないし、パスの1個前の局面だし』と突っ込みを入れていましたから(苦笑)。ただ、見える部分でも楽しめるところはあると思いますよ」
 
続いては、CWCの歴史、見どころについて紹介します。
 
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大西 貴(おおにし・たかし)※写真の後列中央//
1971年・愛媛県生まれ。南宇和高では主将として1989年度の第68回全国高校サッカー大会制覇。福岡大を経て1994年に広島へ入団し主にDFとして広島で3年間、京都で1年間プレーしJ1・21試合に出場。広島時代はマンチェスター・ユナイテッドへの短期留学も経験する。そして1998年には当時四国リーグ所属だった愛媛へ里帰り。愛媛FCでサッカースクールコーチを務めつつ2001~2003年には選手兼監督・2004年には監督専任で4年間JFLでも采配を振るった。その後は2年間の愛媛ユース監督経験を経て、現在は愛媛県立松山北高コーチ、スカパー!愛媛中継解説者として活躍中。日本サッカー協会公認A級ライセンス保持。
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取材・文・写真/寺下 友徳、写真/小川博久(FCバルセロナキャンプJAPAN 2011より)

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