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「バルサに入る!」息子の夢に寄り添うサポート―久保建史

【第4回】『バルサに入る!』夢をかなえるために、少しでも上手くいけば褒める―久保建史

2012年7月11日

キーワード:コミュニケーションバルセロナ育成

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弱冠9歳にして、スペインのFCバルセロナ(通称バルサ)の下部組織「カンテラ」と契約を交わした久保建英くん。原則13歳からしか受け入れない組織が、特に彼を評価したのが技術と精神力だそうです。今回で最終回となりますが、彼の父である久保建史さんからサカイク読者である保護者の皆さんにメッセージをいただきました。
 
 
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―最後に、サカイクの読者である保護者の方々にメッセージをお願いします。

メッセージ・・・難しいですね。私自身、自分の子どもと周りの子どもとを比べることはしませんでした。同じポジションのライバル、他所のチームのうまい選手、「○○くんに負けているんだから、もっとがんばりなさい」と言っても効果は少ないと思っていましたし、誰かと比べるのではなく、昨日の息子よりも今日の息子が少しでもうまくなっていれば楽しいので、ほめていました。うまくプレーできないときもあります。毎日良いプレーが出来る訳でもありません。うまく行っていない時は、その理由を一緒に考え、少しでも上手く行った時は、ほめるようにしたいと思っていました。
 

―本の中にも、ほめることや会話を通じて問いかけ、考えることをうながす接し方が書かれています。

そうですね。試合のあとに「あのプレー、どうだった?」というように、いまでもよく会話をしています。なぜそのプレーをしたのかを問いかけることで、考えることになりますし、仮になにも考えていなかったとしても、親が聞くことによって考えるようになります。ある試合で相手のGKがキックミスをして、建英のところにボールが来ました。GKと1対1になったので、どうするかなと思って見ていたら、右にドリブルをしてGKを引きつけておいて、後ろから走ってオーバーラップしてきたチームメイトにパスをしたんですね。私としては、なぜそのときパスを選択したのか、知りたかったのでたずねると「チームメイトが長い距離を走ってくるのが見えたし、自分はすでに点をたくさんとっていたので、パスを出すのがいいかなと思った」と言っていました。そこで、「そうか、いい考えだと思うよ。チームメイトはなんて言ってた?」と聞いたら、「ありがとうタケ」と言ってくれたと。「監督はなんていってた?」と聞いたら「いいプレーだ」と。1つのプレーについて質問することで、考えをたくさん引き出すことができると、親としても楽しいなと。会話が続いていけば、子どもがプレーをしながら成長していることを確認することができますよね。
 
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MVPのゴールデンブーツ
 

―試合の映像を使って、プレーについて話をすることはよくあるのですか?

試合後のプレーの振り返りは、映像があるときも、ないときもやっていました。最初の頃は1試合のうち、どれか1つのプレーでいいと思うので、観察して会話をして、子どもの成長を確認することから始めるのがいいのかなと思います。サッカーの知識がないと、プレーを見て言葉にするのは難しいのですが、ビデオなどで撮影していれば、映像を見ながら話をすることができます。ただ応援するのも楽しいのですが、ピッチの中で子どもはなにを考えていたのか、成長を確認することができるのは、ものすごく楽しいですよね。私はそのように、楽しみながらサッカーと関わっています。
 
 
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・【第4回】『バルサに入る!』夢をかなえるために、少しでも上手くいけば褒める
 
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【久保建英君のプレー動画】
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取材・文/鈴木智之 写真/小川博久(FCバルセロナキャンプJAPAN2011より) 写真提供/久保建史 取材協力/株式会社Amazing Sports Lab Japan

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