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「バルサに入る!」息子の夢に寄り添うサポート―久保建史

【第1回】『バルサに入る!』親は息子の夢をかなえるサポート役でありたい―久保建史

2012年6月21日

キーワード:コミュニケーションバルセロナ練習

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久保建英くんを知っていますか?彼は弱冠9歳にして、スペインのFCバルセロナ(通称バルサ)の下部組織「カンテラ」と契約を交わしました。原則13歳からしか受け入れない組織が、特に彼を評価したのが技術と精神力でした。そしてその裏には、ご両親の子育て方法にも試行錯誤があったようです。彼の父である久保建史さんからお伺いした大変興味深い内容を、全4回にわたってお届けします。
 
 
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――建英くんが9歳でバルサのカンテラに入団を果たしました。6歳のときに「おれ、バルサに入りたい」といったことに対して、久保さん始めご家族が「よし、やってみよう」と思ったところから始まったんだと思います。息子さんの夢、実現への第一歩を踏み出すときは、どのような心境だったのでしょうか?

6歳の子どもが『バルサに入りたい』と言ったからといって、本気になる親がいるのかと、驚く方もいらっしゃるかもしれません。ですが、私たちは自然の流れとして『それなら、やってみよう』と考えました。もちろん、とてつもなく大変なことだろうとは想像していましたが、私たちは建英の一番のファンでしたから。親は息子の夢をかなえるサポート役だと思っています。大切なのは息子の「サッカーが好き。楽しい」という気持ちであり、新しい練習に取り組むとき、チームを選ぶときも常に息子に確認し、その気持ちを最優先にしてきました。私たちは息子の一番のファンなので、サッカーを通じて成長する姿を見ることが、なによりの楽しみなんです。
 

――「バルサに入る!」という夢のために、具体的にどのように取り組んできたかは本書に譲るとして、子育てをする中で「こういう風に育っていってほしい」などのイメージはあったのですか?

運動が好きで、物事に積極的に取り組む子にしたいと考えていました。妻からは「長男だけど、次男のように育てたい」と言われたことがありました。どういうことかというと、長男は周りを見て、すぐに行動できないところがあります。やさしさもありますが、自分の気持ちをストレートに表現できないことも多いようです。スポーツ界でも、成功している選手は次男の方が多いイメージがありました。やはり、年上のお兄さんと一緒に遊んだり、ボールを蹴ったりしているうちに、色々と自分で工夫をするようになりますし、自分から行かないと順番も回ってこないので、積極性も出るのかなと考えました。それとともに、外遊びができる環境も大切だと考えていたので、地元の広報誌でみつけた、自主保育のグループに2歳から通わせることにしました。そこで他の団体と交流したり、お泊りイベントなどを通じて、知らない人たちや年上の子、大人たちに、自分の意思を伝えることなどを経験できるような環境を作っていきました。
 
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幼稚園年少時からボールを見ないでドリブルしていた
 
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取材・文/鈴木智之 写真/小川博久(FCバルセロナキャンプJAPAN2011より) 写真提供/久保建史 取材協力/株式会社Amazing Sports Lab Japan

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