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U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013特集

【大会結果レポート3日目】U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013

公開:2013年8月29日 更新:2013年10月 8日

キーワード:イングランドジュニアサッカーワールドチャレンジスペインバルセロナ

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8月27日(火)から~8月30日(金)の日程で、ヴェルディグラウンド、味の素スタジアム西競技場にて開催されているU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013の大会3日目の結果と試合レポートです。
 

■大会3日目(準々決勝、順位決定戦)試合結果

<<準々決勝>>
①柏レイソルU-12 5-1 チョンブリFC(タイ)
②リバプールFC(イングランド) 4-1 セレッソ大阪U-12
③大宮アルディージャ ジュニア 0-1 東京ヴェルディジュニア
④FCバルセロナ(スペイン) 3-0 東京都 U-12
 
※準決勝は、①②の勝者、③④の勝者が対戦
 
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<<順位決定戦>>
鹿島アントラーズジュニア 1-5 ベガルタ仙台ジュニア
横浜F・マリノスプライマリー追浜 0-3 川崎フロンターレU-12
 
大宮アルディージャ ジュニア 0-3 東京都U-12
チョンブリFC(タイ) 0-1 セレッソ大阪U-12
ベガルタ仙台ジュニア 0-9 川崎フロンターレ U-12
鹿島アントラーズジュニア 0-2 横浜F・マリノスプライマリー追浜
 
※4位以下の最終順位
5位:東京都U-12
6位:大宮アルディージャ ジュニア
7位:セレッソ大阪U-12
8位:チョンブリFC(タイ)
9位:川崎フロンターレ U-12
10位:ベガルタ仙台ジュニア
11位:横浜F・マリノスプライマリー追浜
12位:鹿島アントラーズジュニア
 
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■“世界との差”にチャレンジをはじめた日本勢

「難しい試合になった。今日の相手の東京都U-12は今までとは違うタイプのチームだった。特に後半はラインを上げて、高い位置からプレッシャーをかけにきていた。」
 
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013は大会3日目の今日、決勝トーナメントに突入。バルセロナU-12を率いるマルセル・サンス・ナバーロ監督は、3-0で勝利を収めた試合を「難しいゲームだった」と振り返りました。
 
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▲FCバルセロナのサンス監督
 
東京都U-12の井上雅志監督は「守りを固める選択肢もありましたが、うちの良さを出していこうということで、攻撃的に前を出る選択をしました。選手たちはよくがんばっていたと思います」と、ラインを上げてのハイプレス、奪ってからの速攻という作戦がある程度機能したと評価しました。
 
気温30℃を超える連日の暑さ、さすがのバルセロナにも疲れが見え始めているのかもしれませんが、大会初日、二日目と“衝撃”を与えてきたバルセロナを体感した選手や指導者たちが、その“衝撃”を基準にバルセロナとの戦いに対するアプローチを練り直しているのは事実です。
 
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■子どもは一日でも変わる!体感から成長へ

バルセロナ、リバプールFC、チョンブリFCの海外3カ国すべてと対戦したセレッソ大阪U-12の大谷武文監督は「初日に対戦したバルサを基準にしてプレーを考えられるようになった。あれで選手たちが一皮向けてくれた気がします」と、たった1試合での選手の成長に目を細めます。
 
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▲セレッソ大阪U-12の大谷武文監督
 
「体験してわかったことがたくさんありました。子どもたちの目つきが変わってきました」
 
その言葉通り、準々決勝のリバプール戦では敗れはしたものの、開始早々に先制点を挙げ、前半を1-1で折り返す互角の戦いを演じます。最終スコアこそ4-1となりましたが、球際の激しさ、相手に向かっていく姿勢は、バルセロナ戦とはまるで違うチームのように見えました。
 
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初戦でゴール前のビルドアップをさせてもらえないままボールを奪われ、試合後涙を流していた西本滉君(No.8)は「バルセロナは全員がうまかった。まだまだ練習が必要やと思いました。とてもいい経験ができたと思います」と、衝撃の“バルセロナ体験”を振り返ってくれました。
 
セレッソにとって特別な背番号“8番”を背負う西本君は、大谷監督が「体験を経て変わった選手」に挙げてくれた選手の一人。リバプール戦では「試合を見ていて対応を考えていた」と、積極的なディフェンスを見せていました。
 
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■指導者が感じた「個人戦術」の差

“ワールドチャレンジ”の大会趣旨通り、世界を体験して基準のレベル、経験値を上げている選手たちですが、準々決勝ではバルセロナ、リバプールが勝利。さすがにきっちり結果を出してきました。特にバルセロナは東京都U-12がラインを上げたのを確認すると、選手たちが自ら判断してDF背後のスペースにロングパスを入れる対応に即座に切り替えてきます。
 
午後に行われた大会選抜チームの監督を務めた元日本代表、都並敏史さんはバルセロナの選手の対応力の高さを「背後が空いていればショートパスにこだわらずに、ロングパスを出す、ああいうことが瞬時にできるということは、サッカーを“本質的“にわかっているということ」と、持っている技術の使い方を理解しているバルセロナの選手の個人戦術の高さを指摘します。
 
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▲大会選抜チームの監督を務めた都並敏史さん
 
バルセロナのサンス監督は「東京都U-12のラインを上げた守備は我々のビルドアップを困難にした」とチャレンジングな守備を評価する一方で「前方での守備に人数を掛けるあまり、最終ラインで数的同位、または不利が生まれていた」と、“本質的”なリスクを指摘します。
 
世界にチャレンジするために開催されたこの大会。初日で“世界との差”を測れた選手たちは、その後、本当の意味で世界へのチャレンジをはじめました。貴重な経験の場もいよいよ明日が最終日。
 
準決勝第1試合ではグループAを勝ち抜いた柏レイソルU-12が満を持して欧州勢、リバプールと激突、第2試合では初日にバルセロナの洗礼を受けた東京ヴェルディジュニアがリベンジマッチに挑みます。
 
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■大会最終日(準決勝、3位決定戦、決勝)の予定

10:00 - 11:00 柏レイソルU-12 vs リバプールFC(イングランド)
11:10 - 12:10 東京ヴェルディジュニア vs FCバルセロナ(スペイン)
14:00 - 15:00 3位決定戦
15:20 - 16:20 決勝
 
なお、8月30日(金)準決勝、決勝の観戦について、一般来場者の方は2000名より入場制限がかかります。入場の開始時間などは、必ず大会公式サイトでご確認ください。
 

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【表彰セレモニー】歓喜に沸くFCバルセロナ。日本中が注目した4日間
【大会結果レポート最終日】6試合30得点1失点でバルサが優勝!
 
 
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取材・文/大塚一樹、写真/サカイク編集部

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