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緊張は小さくできる!「あがらない体」のつくり方

緊張は人間がサルだったころの名残!? 小学生でもトレーニングで緊張を小さくできる方法

公開:2017年3月14日 更新:2021年1月27日

キーワード:あがらないコントロール緊張軽減

■緊張は、サルだった頃の名残!?

なぜ人は緊張するのでしょうか?
それは、サルの時代の名残であると言われています。
自然界に生きるサルは、オオカミやライオンなどの敵としばしば遭遇します。
その時には、逃げる・戦う・身を守るために、やらなければならないことがあります。
1)木や岩に上って逃げる = 手足に汗を湿らせる(人:汗をかく)
2)すぐに動ける状態にする = 心臓から全身に血液を送る(人:心臓バクバク)
3)攻撃から身を守る = 心臓を守るために身体を縮める(人:筋肉の硬直)
4)襲われる前に逃げる = その場から離れる(人:落ち着かない)
5)敵を威嚇するために大きく見せる = 毛を逆毛だてる(人:鳥肌が立つ)
このようにサルの頃に必要だった反応が、人間になった今も残っているのです。
しかし私たちは、自然界で敵と遭遇することはほぼありません、命の危険に遭遇することも滅多にないですよね?では、なぜ私たちは緊張するのでしょうか?

緊張の原因は5つ

人が緊張する時、そこには必ず「不安」や「恐怖」があります。
緊張の原因は大きく分けて5つです。
1.失敗や評価に対するもの
2.自信がない
3.過去の失敗を思い出す
4.準備不足
5.初めての場所や経験
これらのどれかのスイッチが押されると、不安や恐怖が起こり、緊張するようになります。
人によって、1~5のどれで緊張しやすいかも個人差があります。次回は、1~5について詳しくお伝えして参ります。
まずは「緊張はおサルさんの名残だから、誰にでもある、怖くないんだよ。」ということを伝えてあげましょう。私が小学生チームに行くときは「緊張=おサルスイッチが入った」という認識をすることで、怖いものではないと思わせることからスタートしています。
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石津貴代/メンタルトレーナー
株式会社リエート 代表取締役社長
日本代表、プロ選手などトップアスリートから会社経営者・教育現場でこれまでのべ5,600人以上のメンタルコンディショニングを行う。現在はプロ野球、プロテニス、競輪、格闘技、陸上競技、ラグビー等のトップアスリート、経営者やライフプランナー等のトップビジネスパーソンを中心に50名以上と個人契約。プロ野球チームをはじめ、各競技の指導者向けのトレーニングも実施している。

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