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日本代表MF柏木陽介が教える「ゲームメーカーに必要な5つのテクニック」

足首の角度で蹴り分ける「インステップキック」

公開:2017年5月15日 更新:2021年1月27日

キーワード:Jリーグインステップキックゲームメーク柏木陽介蹴り方

■受け手に優しいバックスピンボール

インステップキックも強く速いボールと、スペースに落とすような浮き球を使い分けることができます。
ボールの下に足の甲を滑り込ませるように蹴ることでボールは高く浮き、バックスピンをかけながら受け手へ届けることができます。
バックスピンがかかることで、バウンドしたときにボールが減速し、受け手がトラップするときにコントロールしやすくなります。
また、ディフェンスラインの裏などスペースの狭いエリアにパスをするときもバックスピンがかかっていることで、GKまでボールが流れずにFWがトラップでき、シュートまでいくことができます。

■バックスピンをかけたキックの蹴り方

1.助走はボールに対してやや斜めから入ります
kashiwagi_instep05.JPG
2.軸足をボールの真横に置き、上体をやや倒しながらライナーのときよりも蹴り足はコンパクトに振ります
kashiwagi_instep06.JPG
3.蹴り足はボールの下側を足の甲でスライスするように滑り込ませます
kashiwagi_instep07.JPG
4.インパクト後は振り抜くのではなく、ボールをカットするような形になります
kashiwagi_instep08.JPG
バックスピンをかけたキックは、ゴール前のFWの頭に合わせるクロスボール(浮き球で頭に合わせる時)や高く浮かせてDFの頭を越したいボールを蹴る時など、ピンポイントなシチュエーションで使うキックです。
【柏木選手のアドバイス】
同じインステップキックと言ってもライナーと浮き球ではインパクトの感覚がまるで違います。ライナーは足の甲でしっかりと捉えるのに対して、浮き球では足の甲をボールの下に素早く滑り込ませてカットするようにインパクトします。足首は寝かせず、L字になるようにインパクトするようにしましょう。
次回はスペースがない場合にコンパクトな動きでパスを出せるアウトサイドキックについてお伝えします。
柏木陽介選手プロフィール
1987年12月15日生まれ。兵庫県たつの市出身。浦和レッドダイヤモンズ所属のミッドフィルダー。高校時にサンフレッチェ広島ユースに加入。高円宮杯全日本ユース選手権初制覇を果たし、2006年にトップチームに昇格。翌年、FIFA U-20 World Cup 2007 で主力としてベスト16進出に貢献した。2010年には浦和レッドダイヤモンズへ移籍。攻守の要としてチームを支え、2014・15・16年とJリーグ優秀選手賞を受賞。2016年にはYBCルヴァンカップで優勝し、自身初のJリーグベストイレブンにも選出された。日本代表として国際Aマッチ11試合出場(2017年2月現在)。

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文:北健一郎、写真:松岡健三郎

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