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夏休みはサッカーで自由研究!

サッカーへの熱意が勉強に繋がる!この夏おすすめの自由研究とは

公開:2015年7月22日 更新:2021年7月 8日

キーワード:世界図鑑勉強夏休み自由研究

いつの時代も子どもたちの一番の天敵は"勉強"です。「せっかくの夏休みに勉強なんかしたくない」と思っている子どもは少なくないでしょう。思う存分友達と遊び、旅行に行き、ゲームをし、サッカーをする。手を付けていない自由研究をいつまでも放ったらかしにした結果、最終日に苦労するハメになるというのはよくある話です。そこで今回は、サッカー少年におすすめの勉強法をお教えします。
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■なぜ、スポーツに熱中し勉強は嫌がるのか

そもそもなぜ、子どもたちは勉強をいやがる一方で、遊びやスポーツには熱中するのでしょう? 日が暮れるまで飽きることなく校庭を走り回ったり、ゲームでレベルを上げてボスを倒すことに途方もない時間を費やしたり、多少の怪我なんかお構いなく泥だらけになってボールを追いかけたりするのはなぜなのでしょう?

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答えはいたって簡単。それは"面白い"からです。子どもたちは、友達と協力して遊ぶことの楽しさや、ゲームでボスに勝ったときの達成感、シュートが決まったときの爽快感を知っているのです。そして"面白い"ことは続けたくなるモノ。だから子どもたちは"面白くない"勉強を後回しにして、"面白い"遊びやスポーツに熱中するのです。それは裏を返せば、勉強がゲームやスポーツのように面白ければ(一度面白いと思ってしまえば)、子どもたちはゲームやスポーツに熱中するように、自発的に勉強を楽しむようになるのではないでしょうか。

■昨日まで面白くなかったものを好きにさせる方法

しかし、昨日まで面白くなかったモノが、次の日に突然面白くなっているなんてことはありません。そしてその感覚はわれわれ大人が無理やり植えつけられるモノでもありません。「勉強って面白いかも」と子どもたち自身が思えるようなキッカケを作ることが必要なのです。では、何がキッカケとなるのでしょうか?
子どもたちがいま現在熱中している"何か"。その"何か"に対する「楽しい」、「好きだ」という感情を少し拝借してしまいましょう。子どもたちにとっての一番の先生は「好き」であることなのですから。例えばそれはサッカーです。「サッカーが好き」、「サッカーのことをもっと知りたい」という思いをキッカケにすれば、勉強は"面白くない"モノではなくなるはずです。
「レアル・マドリードとバルセロナの対戦があんなに白熱するのはなぜ?」
「日本人選手と違って、ブラジル人選手がさまざまな肌の色をしているのはどうして?」
「どうしてイングランドは国じゃないのにW杯に出場できるの?」
そんなサッカーの"なぜ"の答えはその国の文化や社会に隠れています。「サッカーが好き」をキッカケに、サッカーについて調べていたら、いつの間にかその背景にある国の地理や歴史が見えてきます。 サッカーをプレーしていて、メッシを知らない子どもはいないと思います。メッシがアルゼンチンの出身で、普段はスペインのバルセロナでプレーしているということもほとんどの子どもが知っているでしょう。でも、メッシがイタリア人の血を引いているということを知っている子どもはどれだけいるでしょうか?

■メッシの祖先はイタリア人? その好奇心を勉強にも活用しよう

この事について調べてみると、現在アルゼンチンに住む人びとの多くは、パンパという豊かな大地を求めて、かつて欧州から移り住んだ移民の子孫だということが分かります。同じことを社会の授業の中で扱えば、きっと子どもたちはあくびをしながら眠たそうに話を聞いているでしょう。しかし、これをメッシの話として扱えば、子どもたちの目の色が大きく変わるはずです。
勉強はテストの点数や進学のために我慢して続けなければいけないモノと思っている人は多いでしょう。勉強と遊び、勉強とスポーツを天秤にかけ、勉強のためには遊びやスポーツは我慢しなければいけないと思っている人も少なくないと思います。けれど、サッカーについてもっと知りたいという子どものエネルギーをキッカケにすれば、勉強とサッカーを両立させながら、楽しんで知識を深めることができるのです。 内容を決めず、放ったらかしにしがちな自由研究でさえも、サッカーをテーマにすれば子どもたちは進んでいろいろなことを調べ始めるでしょう。好きなチームや好きな選手、その背景にある国や社会について調べれば、大好きなサッカーについて詳しくなると同時に、いつの間にか歴史や地理についての知識も身に付くものです。

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今年の夏休みは、そんなサッカーについての自由研究を作ってみてはいかがでしょう? 楽しみながら知識を深め、サッカーと勉強の両立への第一歩を踏み出せるはずです。
ただ、一言でサッカーについての自由研究と言っても、何をどうしたらいいのか、なかなか想像がつきにくいと思います。そんな場合は日本サッカーミュージアムで、7月25日(土)から8月31日(月)の期間に開催されている、夏休み自由研究イベントスペースを訪れてみるのもひとつの手です。また、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』が制作した『サッカー世界図鑑』も参考になるかもしれません。
そして8、9月には、そのサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』とサカイクが共同で、サッカーをテーマにした自由研究コンテストを開催します。ぜひ、出来上がった自由研究を応募してみてください。 さて、次回の連載では前述の『サッカー世界図鑑』のドイツのページを例に挙げ、サッカーをキッカケにしてどのような背景が見えてくるのか、どのような知識が身に付くのかを紹介したいと思います。
夏休みの自由研究コンテストの応募要項はこちらから>>

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