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子どもは急に考え出さない!一緒に楽しみ成功体験を褒める意味

公開:2015年4月21日 更新:2021年1月27日

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■すぐに考え出せない子どもには、どんなアプローチが有効?

 
――なるほど。すると今日のテーマでいえば、そういうリーダー格の子どもがいて、まずリーダーの子どもから率先して意見が出てきて、周りの子どもたちは触発されるように意見を話せるようになる、自分で考えるようになる、という流れがあるということでしょうか。
 
「そうですね。これは表現が難しいところですが、スクールをご覧になってもらえるとわかります。当然、低学年の子どもたちは、はちゃめちゃというか、深くは考えずに好き勝手に発言します。練習を見ていても、コーチの意図を汲んでトレーニングをしているような段階には到達していません。ただ一生懸命です。ぼくらコーチも子どものプレーに対して『考えろ!』ということは言いたくないです。子どもが、まず一生懸命にサッカーをやって、わけがわからないけど楽しくて、また来てもらって、一緒に活動したり試合をしたりする。そのなかで、たとえば、ある子どもが相手のエースの子どものドリブルを止めたシーンがあったとします。
 
そのときに『やったじゃん、なんで止められたのかな?』と聞くと、だいたいが『わからない』と返ってくるものです。『じゃあ、また後半も止めてきてよ』と一言だけ添える。その子どもがまた後半に止めてくれたとしたら、ぼくらとしては『なんで止められたんだろうね?』と声をかけるわけです。つまり、子どもの考える力をどう引き出すかというよりも、一緒にサッカーを楽しむなかで、子どもの成功体験を大事にして、どうやって成功したのかを子どもに振り返らせながら考えてもらう、という感じなのかなと思います」
 
松本コーチはスクールの子どもたちを指導するうえでミニゲームをうまく使うと言います。その理由とは? 後編に続きます。
 
最優秀育成クラブに学ぶ!些細な会話の積み重ねで子どもは振り向く>>
 

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取材・文 杜乃伍真 写真 サカイク編集部

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