1. サカイク
  2. コラム
  3. 考える力
  4. 日本代表好調の要因は攻守の切り替えにあり【アジアカップ分析】

考える力

日本代表好調の要因は攻守の切り替えにあり【アジアカップ分析】

2015年1月15日

キーワード:アギーレアジアカップサッカーサービスディフェンス指導者日本代表

パレスチナに4‐0と快勝し、好スタートを切った日本代表。スペイン・バルセロナを中心に世界中で活躍する指導者集団「サッカーサービス」のポール・デウロンデルコーチは日本代表のプレーをどう見たのか。UEFA・A級ライセンス保持者の分析をお届けする。(取材・文 鈴木智之)
 
MKP_0135_s.jpg

前半8分に貴重な先制点を決めた遠藤保仁選手(写真:松岡健三郎)
 
まずは、レジェンドスタジアムの動画で試合を振り返ってみよう>>
 
 

■岡崎慎司は、なぜゴールを量産できるのか

まずは攻撃について、ポールコーチが「ムイ ビエン(素晴らしい)」と評価したのが、ワントップに入った岡崎慎司だ。
 
「日本はこの試合、サイドのスペースと中央のスペースを突く攻撃が機能していました。相手(パレスチナ)のクオリティが低かったこともありますが、ワントップに入った岡崎選手が前線で動くことで、周囲の選手も連動したプレーができていました。彼はFWに必要な“スペースをつくり、使う”動きを高いレベルで実行できる選手です。相手ディフェンスラインの裏のスペースへ抜け出すことで味方がプレーするスペースをつくり、本田や香川、乾、遠藤といった攻撃的な選手にプレーの選択肢を与えていました」
 
岡崎の特長は足を止めず、ボールを呼びこむ動きができること。そして、常にゴールを狙っていることにある。縦に速く抜け出す動きや、中央に下がり味方のためにパスコースをつくる動き、緩急をつけてサイドのスペースに抜けていく動きなど、つねに意図を持って動いている。
 
「岡崎選手は、つねにセカンドボールが来ることを想定し、対応できるように準備をしています。2点目のヘディングがまさにその形です。絶えずボールの動きを予測して、足を止めずに準備し続けています。その意味では、レアル・マドリーでプレーしていたラウールのような選手です。彼はFWに必要な動きを理解しているので、相手のDFからするととても嫌な選手でしょう」
 
日本代表は4-3-3のシステムを使い、パレスチナは4-4-2を採用していた。日本は本田と乾がワイドにポジションをとり、さらにその外側を両サイドバックの長友、酒井がオーバーラップすることで、パレスチナの両サイドハーフは彼らについていかざるを得なくなる。そうすると、ピッチ中央のエリアにはふたりのセンターハーフしかいないため、日本は中盤で数的優位をつくることに成功していた。さらに岡崎が相手のふたりのセンターバックを引きつける動きをすることで、中央、外と効率よくボールを動かすことができ、前半は多くのチャンスをつくり出すことに成功していた。
 

1  2
取材・文 鈴木智之 写真 松岡健三郎

関連する連載記事

関連記事一覧へ

関連記事

関連記事一覧へ

考える力コンテンツ一覧へ(245件)

コメント

  1. サカイク
  2. コラム
  3. 考える力
  4. 日本代表好調の要因は攻守の切り替えにあり【アジアカップ分析】

Pickup

サッカースクール検索サイト ケリなび

週間記事ランキング

  1. 『リスペクト宣言』って知ってる⁉ 公式戦で大声や怒声を響かせるのは、もう止めよう
    2016年11月30日
  2. 正確に止めて蹴るプレーが速さにつながる!その秘訣は「軸足」と「姿勢」にあり
    2016年12月 1日
  3. 球際の競り合いで勝てるようになる!ルーズボールを奪う3つのコンタクトスキル
    2016年12月 5日
  4. 中澤佑二選手に聞く、周りに差をつけた食事へのこだわりとは?
    2016年11月29日
  5. 押し出すインサイドキックはNG?長い距離でも減速しない正確で速いパスの蹴り方
    2016年11月28日
  6. サッカーパパ・ママ必見!子どもの"積極性"を育むバディ流子育て7のコツ
    2016年12月 2日
  7. 意外と知らない!メッシやクリロナのように速くドリブルをする3つのコツ
    2016年11月25日
  8. サッカー少年を伸ばす親はなにが優れているのかがわかる記事7選
     
  9. ウチの中でも簡単にできる!こっそりサッカー自主トレーニング
    2012年6月26日
  10. ジャージorピステ 寒い日に用意したいのはどっち!?
    2011年10月16日

一覧へ