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【第4回】「"子どもに考えさせる"コミュニケーション術」 -柏レイソル 吉田達磨さんに聞く

2010年12月 6日

キーワード:Jリーグコミュニケーションコーチングレイソル

柏レイソルU-18の監督として、数々の優秀な選手をトップに送り込んできた吉田達磨さん。第四回目のこのコーナーでは吉田さんに、「親、コーチと選手の理想的なコミュニケーション」について話を聞いていきます。

Q:これまで、コーチと選手のコミュニケーションについて話を伺ってきましたが、コーチと親とのコミュニケーションについては、どう考えていますか。

「それもすごく大事なところで、我々は新しく選手が入ってくるときに、保護者に向けて説明会をします。まずはチームのスタイルや育成方法を紹介して、『ここに来てくださっているお子さんたちは、こういう指導を受けることになります』と伝えます。そして、選手はグラウンドに来るたびに、多くのプレッシャーを受けることを理解してもらいます。

選手が受けるプレッシャーは、ご両親が考えているよりも、はるかに大きなものです。まずコーチは自分のことをどう見ているのかから始まり、練習メニューについていくことができるのか、自分のプレーはどうか、チームメイトは自分のことをどう思っているのか――といったプレッシャーの中に一人で放り込まれることになるので、『家では一切、プレッシャーをかけないでください』とお願いをしています」

Q:レイソルには、各地域のトップレベルの選手が集まってきます。それまでは王様だった選手が、いままで感じたことのない高いレベルの競争に遭遇し、プレッシャーを受けることは容易に想像できます。

「それまでは王様だったのに、うちに来ると自分よりうまい選手がいるわけです。そこで、『今日はうまくプレーできるかな』という不安が芽生えてきます。選手には、プレッシャーにどう打ち克つかを説明するのですが、それはすごくシンプルなことなんですね。不安を解消するために『自分はいい選手だ。もっとできるんだ』と信じられるようになるまで、練習をすることしかないんです。

そのために、今日の練習で完全燃焼するというのがひとつの考え方です。2つ目は、プレッシャーを受けること自体、選ばれた選手しかできない、貴重な経験なんだよと伝えます。うまくプレーできるかな、ユースに上がれるかな、プロになれるかなというのは、レイソルに入ったからこそ感じることができるものです。それがあること自体、素晴らしいことなんだという話は、最初にしますね」

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