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テクニック

知らぬ間にサッカーがうまくなる!?"指導者いらずのボール"とは

2016年4月11日

キーワード:キックダービースターボール坂本健二練習

サッカーをするために欠かすことのできない唯一の用具。それがボールです。スパイクやユニフォームの代わりはあっても、ボールがなければサッカーはできません。言い換えれば、ボールさえあればサッカーはどこでもできます。その手軽さこそ、サッカーが世界中で愛されるスポーツたる要因のひとつでしょう。
 
サッカーをするときに重要なのが、ボールを止めて、蹴ること。言うまでもなく、サッカーの基本中の基本です。ドイツのSVヴェルダー・ブレーメンを始め、複数のドイツのクラブで監督やコーチ、アカデミーダイレクターを務めた坂本健二さんは、ドイツに渡った当初、小学生が威力のあるスピードボールを蹴ることに驚いたそうです。なぜ、ドイツの子どもは小学生年代からしっかりとボールを蹴ることができるのでしょう? その秘密に迫ります。(取材・文 鈴木智之)
 
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■ドイツでは、小学生から5号球と同じ大きさのボールを蹴る

「最初にドイツに渡ったとき、小学生が5号球を蹴って、ビュンッとすごい勢いで飛んでいくのを見て、すごいパワーだと驚きました。こんな国には、とてもじゃないけど勝てないなと(笑)。ただ、それにはからくりがあって、一緒にいたドイツ人が『子どもたちが蹴っているのは軽いボールだよ』と教えてくれたんです。ドイツではU-11までは、大きさは5号球とおなじで少し軽いボール(290~360グラム)がつかわれています」
 
日本の場合、小学6年生までは4号球で、中学生になると5号球をつかいます。なぜドイツでは、小学生でも5号球の大きさのボールを使うのでしょうか? 坂本さんは「これは私の考えですが」と前置きをしたあとで、次のように言います。
 
「サッカーとは、この大きさのボールでやるものだということを教えたいのだと思います。ただ、小さい子に大人と同じ重さのボールを蹴らせるのは現実的ではないので、大きさはそのままにして、重量を減らしているんだと思います。ちなみに、ドイツでは2、3年前から、U-7の年代は4号球を使うようになりました」
 
サッカーの基礎となる、ボールを止めて蹴る動き。それを身につけるために最適なのが、ドイツ生まれの『THE BALL』こと、ダービースターです。このボールの特長は、芯を正しく蹴らないと飛ばないこと。“指導者いらずのボール”と言われており、繰り返しボールを蹴ることで、キックのコツをつかめるようになります。
 
 

■子どもが興味を持つことから優先してやらせてみよう

坂本さんはU-9などジュニア年代の子どもたちを指導するときは「練習で、できるだけボールに触らせることが大事」と語ります。
 
「彼らは、練習にボールを触りに来ているので、コーチとしてはそれを叶えてあげたいですよね。とくにU-9の年代は、コーチが『今日はこの練習をしよう』と言っても、素直に聞いてくれるとは限りません。天気や風の具合、グラウンドの状況などを見て、もし練習前に子どもたちが楽しんでやっているものがあれば、それを利用した方が楽でもあり、また効果も望めます。止めさせて『これをやるんだ』と別の練習メニューをさせるのは大変ですし、仮にやらせたところで選手たちは義務感にかられてしまい、コーチも選手たちもお互いにうっぷんが溜まるだけの現実が待ち受けていることが多くあります。コーチにとっては事前に考えていた練習とは違うものをやらなければいけないかもしれませんが、U-9はサッカーの入り口に差し掛かったばかりの年齢です。サッカーに必要な能力を身につける途中段階なので、選手が望まないのであれば、望むテーマの練習をしてもいいわけです」
 
これはコーチだけでなく、親にとっても有益なアドバイスではないでしょうか。親が用意したものを無理にやらせるのではなく、子どもが興味を持つことから優先的にやらせてみる。そうすることで熱中し、物事に取り組んでいくようになるかもしれません。
 
「わたしの場合、U-11やU-9などの子どもたちの指導をするときは、選手たちの雰囲気を察して、流れとして無理のない練習をするようにしています。そのほうが選手は意欲的に取り組みますし、気持ちが乗ったほうがいい練習ができて、そのときに覚えたことは忘れないんですよね。大切なのは、子どもの目線になることだと思います。この子たちは、いまこれが気になっているんだな。じゃあ、それを使って練習しようと考える。その臨機応変さも、コーチには必要なのではないかと思います」
 
 
次ページ:サッカー経験のない親は、アドバイスよりも褒めることに徹しよう
 

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