1. サカイク
  2. コラム
  3. テクニック
  4. 「どれだけ練習したか」ではなく「試合でどれだけ使ったか」サッカー少年を育む4つの栄養素

テクニック

「どれだけ練習したか」ではなく「試合でどれだけ使ったか」サッカー少年を育む4つの栄養素

公開:2015年10月 5日 更新:2021年1月27日

キーワード:やる気クラウスサポートトレーニングモダンフットボールモチベーション子どものやる気子育て

6206004686_88ff84f4be_s.jpg
Photo by PROUSAG- Humphreys
 

■がんばった量だけで成長率は決まらない!

がんばるというのは大切なことです。できないことを怒鳴りつけて子どものやる気をなくさせるというのは論外。でも、頑張ることだけが目的になるというのもどうでしょうか。「これだけがんばったんだ」という量だけで評価したら、子どもたちは本当に成長できるのでしょうか。量をこなすことで戦える世界とは暗記の世界と一緒です。ものを覚えるためのコツや力は身についても、それをどのように使えばいいのかがわからなければ、実社会に出た時に応用することができません。どれだけがんばったかを主張してもそれだけでは勝負できないのです。みんなが頑張っているんですから。世界のグローバル化は今後ますます進みます。日本を出て世界に進出する人も増えることでしょう。ドイツにきて16年目の僕も日々実感していますが、そのあたりの感覚は格段にシビアです。そこで問われるのは頑張った量ではなく、どのように頑張ってきたかのプロセス。頑張ることはあくまでもスタート地点なのです。
 
子どもが「がんばったよ!」ということに、「がんばるだけじゃダメなんだ!」と返すべき、ということではありません。子どものがんばりにはしっかり応えてあげるのが、大人として大切な姿勢。前述のクラウスのトリックのように子どもが知らずにがんばり方を学べる環境を作ることが大切なのです。
 
例えば、サッカーで言うと決まりきったリフティングを毎日100回やるだけより、座った状態からとか、強めのパスを出してもらってからといった様々な状況からのリフティングを10回正確にできるようになる方が将来的に生きる技術となるはずです。どのように頑張ればいいのか。それをどのように伝え、そのためにどのようなサポートが最適なのかを、我々コーチは常に真剣に考え、子どもたちの支えとならなければならないのではないでしょうか。
 
 

サッカー少年の子育てに役立つ最新記事が届く!サカイクメルマガに登録しよう!

※メールアドレスを入力して「登録」ボタンをクリックしてください。

メールアドレス

 

●この記事を読んだ方へおすすめ●

ボランティアコーチにオススメのトレーニングメニュー集

MF_banner_300x250_08.jpg

負けず嫌いな子どもの「やる気」を引き出しながら、1対1や球際の強さ、シュートへの意識などもしっかり身につけられるトレーニングメニュー集。ボランティアコーチのみなさんにもっと使っていただきたいとの思いから40%OFFになりました!

商品詳細はこちら
サカイク編集部が厳選したオススメ商品が満載!
E-3ショップ
サッカー育成メディアNo.1のサカイクが自信をもってオススメする商品を集めました。ここだけのオリジナル商品もあり!
前のページ 1  2
サッカー少年の子育てに役立つ最新記事が届く!サカイクメルマガ
最新ニュースをLINEでチェックしよう!
友だち追加

関連する連載記事

関連記事一覧へ

関連記事

関連記事一覧へ

テクニックコンテンツ一覧へ(225件)

コメント

  1. サカイク
  2. コラム
  3. テクニック
  4. 「どれだけ練習したか」ではなく「試合でどれだけ使ったか」サッカー少年を育む4つの栄養素