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テクニック

ロナウドでもベイルでもない!レアル・マドリ―を操るキーマン

2014年12月21日

キーワード:イスコクラブワールドカップクロースレアル・マドリ―

本日21日、南米王者のサンロレンソを2-0で破り、クラブワールドカップ優勝を決めたレアル・マドリー(スペイン/欧州王者)。チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)と合わせて4冠を達成し、公式戦連勝記録を22勝としました。果たして、レアル・マドリーの強さの秘密はどこにあるのでしょうか? スペインのバルセロナを中心に活動する、世界的指導者集団『サッカーサービス』のポール・デウロンデルコーチが、クラブワールドカップ準決勝『レアル・マドリーとクルス・アスル(メキシコ/北中米カリブ海王者)』の一戦を分析。ポールコーチが注目選手として挙げたのは、クリスティアーノ・ロナウドでもベイルでもなく、中盤でゲームをコントロールする2人のMFでした。(構成・鈴木智之)
 
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写真 Getty Images
 

■レアル・マドリ―を操るトニ・クロースのプレーを分析

 
レアル・マドリーを操っている選手は誰か? そう尋ねられたら、私はこう答えます。「トニ・クロースだ」と。彼の存在がチームにもたらす影響は、かなり大きいものがあります。彼の特長は高い技術に加えて、戦術理解度が飛び抜けていること。視野が広く、認知力が高いので、ピッチの上で何が起きているのかを瞬時に理解することができます。「どこにスペースがあって、どのスペースを使えば効果的に攻めることができるか」を察知し、ピッチを幅広く使った攻撃ができるのです。
 
たとえば、相手チームがマンツーマンで守備をしてきても、ピッチの反対側にいる、たったひとりの味方を見つけ出し、そこへ正確なパスを通すことのできる視野と技術を備えています。まさにチームの司令塔と呼べる選手で、最終ラインからのビルドアップだけでなく、縦パスを送り、攻撃のスイッチを入れる役目まで、ボールをつなぐ部分では総合的な役割を果たしています。
 
ただし、守備はそれほど上手な選手ではありません。その分、ひとつ前のポジションにいるイスコやハメス・ロドリゲス、モドリッチやアジャラメンディなどが献身的に守備をします。クラブワールドカップ準決勝では、クロースに変えてケディラが投入されました。ケディラは守備範囲が広く、ピッチを横断してディフェンスができる選手です。クロースは、自分の背後にあるスペースを埋めるための動きや、戻るスピードはそれほど速くはありません。
 
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