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テクニック

こんな選手は苦労する?少年サッカーで忘れがちな"蹴る技術"

2012年5月 8日

キーワード:トレーニングパス練習

サッカー 蹴る技術.jpg
 
ヴィッセル神戸ユースの監督として、Jユースカップで優勝。現在は姫路獨協大学でサッカー部の監督を務める昌子力(しょうじちから)さん。息子の昌子源(しょうじげん)選手は、鹿島アントラーズのセンターバックでもあります。各年代での指導を経験し、兵庫県サッカー協会の技術委員会委員長や、コーチ養成講習会インストラクターなどを務める育成のスペシャリストに少年サッカー(ジュニア年代)で身につけなければいけない技術をお聞きしました。
 
 

■“キック力”と“視野の広さ”が比例する?

――これまでの指導の中でジュニア年代で必要と感じる技術は?
 
「大学で少年サッカー(ジュニア年代)向けのスクールとかを指導していて思うのはボールが蹴れない選手が多いですね。ちゃんと思っている所に蹴れないというのは、パスミスしているということです。だからという訳ではないけれど自分の得意技としてドリブルを仕掛けるのですが、実際には何人も抜けるわけじゃありません。意図したところへボールを運ぶと言う点ではパスもドリブルも掛かる時間の差はあれ大切な技術。どちらも十分な反復練習が大切だと思います。
 
サッカーの試合で起こりうる様々な場面を思い起こすとドリブルにも負けないくらいキックの場面は出てきます。ドリブル練習にかなりの時間をかけて行ってもミスが起こるのにキック練習をしていなかったらもっとミスは起こるわけです。実際、キック練習が不足しているためかお互いミスの応酬という試合はかなり多いですよね。
 
同時にパスをしっかり通すためには視野を確保する必要があります。そのために “顔を上げろ”とか“周りを見ろ”となるのですが、上の年代に進むにつれ、よりプレスがきつくなり、密集度が高まるので、奪ってからでは顔をあげる余裕がないし、遅いんです」
 
――しっかり周りを観るためには?
 
 「プレーを分解分析してみると選手がボールを奪いに行く際に忘れてはいけないことがると思うんです。つまりボールを奪いながら“ボールを奪ったら何をするか”というイメージを持っておくことです。 “ボールを奪ったらパスを出す”というプレーがちゃんとできる選手はボールを奪った後にパスの出し所を見つけるのではなく、プレッシャーをかけに行く前に周りを見みていて、奪ってすぐに“あぁなんかこの辺に味方いたな”とか、“遠いサイドにもう一人味方がいたな”というイメージを持っているんです。ボールを奪ったらその情報を頼りにもう一度パッと顔をあげて、パーンと蹴れる、はたける力がいると思います」
 

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取材・文/森田将義、写真/森田将義、サカイク編集部(ダノンネーションズカップ2012より)

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