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自信がつき課題を発見できる!小学5年生から公式戦をおこなう意義とは

2016年9月 2日

キーワード:J-GREEN堺サッカー大会ニューバランス

8月17日から19日までの3日間、J-GREEN堺にて11歳以下(U-11)を対象とした大会『new balance CHAMPIONSHIP 2016』が開催された。15日から17日まではU-12を対象とした大会も行われましたが、小学5年生以下にスポットを当てた大きなトーナメントの開催数は限られています。この大会には、Jクラブのジュニアチームをはじめ、全国から強豪32チームが集い、熱戦が繰り広げられました。そのなかで、ベスト4には横浜F・マリノスプライマリー、セレッソ大阪U-12、清水エスパルスU-12、レジスタFCが勝ち進み、決勝では横浜F・マリノスプライマリーがレジスタFCを1-0と下し、初代王者に輝きました。(取材・文 前田敏勝)
 
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■自分たちが主役になることが成長のきっかけになる

U-12とはまた違った雰囲気のなかで行われた、U-11の全国レベルのカップ戦。「環境もいいし、相手もどのチームもいいし、この暑い中でタフに戦ったというのもあるし、すごくよかったなと思います」と、大会の感想を述べたのは、優勝した横浜F・マリノスプライマリーの永山邦夫監督。「(小学)5年生がメインの大会があまりない中、逆にこういうところで、(U-11の選手たちが)自分たちが主役になるということをきっかけに、自信を付けたり、課題を発見できる場になるのかなと思います」というように、子どもたちに責任感や自覚が芽生える貴重な大会になったようです。
 
また、「この大会に出たという意味だけでも、選手もスタッフも本当にいい経験をさせてもらえた。これを次につなげて、また一段階成長できるようになればなと思います」というのは準優勝のレジスタFC、藤屋直博監督。小学5年生と6年生の1学年の差の大きさを痛感しているからこそ、U-11のハイレベルな大会の重要性を強調します。
 
「単純に身体の大きさから、身体能力から考え方から1学年違うというだけで、まったく変わってきます。ちょっとでも今の6年生に追いつけるように、この子たちがこの大会を通じて、いろいろ感じてくれたらいいなと思います。こういう大会がもっと増えてくれると、ウチに限らずいろんなチームがいろいろ刺激をもらえて、いろんなチームと交流できて、普段できないチームとやらせてもらう機会が増えます。こういう大会が長くつづいてほしいなというのはあります」
 
決勝戦に限らず、今大会では勝敗に一喜一憂し、負けた選手たちが悔し涙を流す場面も見られるなど、公式戦だからこそという光景も見られました。「子どもたちが勝ちたいという気持ちをしっかり身につけることが、ひとつの育成の目的でもあるし、勝利にどん欲になることで世界に羽ばたいていけるもの。この小学5年生(以下)の子どもたちが、負けたことの悔しさを自分自身で表現できれば、これから強くなっていくのかなと感じている」と言うのは、3位に入ったセレッソ大阪U-12の鳥居塚伸人監督。それも、U-11の選手たちが本気で勝利を目指した表れ。多くの真剣勝負を戦ったからこそ味わえる思いでしょう。
 
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■落ち着いて平常心で戦えるメンタリティを養う

大会を主催した株式会社ニューバランスジャパン マーケティング部 酒井崇光さんは、U-11の大会を開催した意義をこのように述べます。
 
「ほとんどの小学生年代のチームは北海道や九州など、遠くへ遠征に行く機会が少ないと思います。もしかすると初めて遠くの遠征に行くのが全少(全国少年サッカー大会)という子もいるかもしれません。
 
小学生年代の一番大事な大会に出場するにあたって、子どもたちはピッチ内外ともになれる必要があると感じています。
 
大人でも初めての場所へ旅行にいくときは浮き足立つのですから、子供達が初めての土地へ遠征に出かけて、そこで他府県のチームと勝負するとなるともっと大変。たとえばですが今回、秋田から来てくれている子たちが、大阪弁を話す関西のチームと対戦することは、初めての体験かもしれません。 なので、今回と、来年の夏の大会に、全員ではないかもしれないが、彼らに出場してもらい、今回の経験をいかしてもらったうえで、6年生最後の大会となる全少にいけば、全国強豪レベルの3回目の大会で、落ち着いて平常心で自分たちの力を出せるメンタリティーを発揮できるような、いろんな状況が整うのかなと。そしてそこで初めて(すべての力をしっかり発揮できるような)勝負をしてもらおうという、そのお手伝いをさせてほしかった。育成をやるとか、そんな偉そうなことを言うつもりはなく、そういう(新たな)場を提供させていただくというのが、ぼくたちにとって大事であり、選手たちの成長するうえで助けになればありがたいかなという思いです」
 
次ページ:子どもたちがプロのように扱われる機会も大事

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取材・文 前田敏勝

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