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サッカー豆知識

久保建英につづけ! 天才サッカー少年の登竜門『FCバルセロナキャンプ』でMVPを獲得するための5つの哲学

2016年6月 6日

キーワード:FCバルセロナMVPサマーキャンプ久保建英人間性

FCバルセロナからコーチが来日し、現地の選手が行っているトレーニングが受けられる、FCバルセロナキャンプJAPAN2016(FCB ESCOLA SOCCER CAMP)。7月16日の長野を皮切りに、千葉、東京、静岡、広島、奈良、石川で行われるキャンプの特色はどこにあるのでしょうか? キャンプを運営するAmazing Sports Lab Japan代表の浜田満さんに話を聞きました。(取材・文 鈴木智之)
 
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■高学年ばかりが評価されるわけではない!バルサの選考基準とは

バルサキャンプの特徴のひとつに「MVPに選ばれた選手はバルセロナに渡って、現地の試合やトレーニングに参加できる」というものがあります。2009年にMVPに選ばれた久保建英選手は、MVP特典でバルセロナに招待されたことがきっかけで、FCバルセロナに入団することになりました。
 
ちなみに、久保建英選手がMVPに選ばれたのは、小学2年生のときでした。バルサキャンプには小学1年生から6年生まで、年齢も体格もさまざまな選手が参加します。その中で、2年生でMVPに選ばれるというのは、特別にすごいことだと感じるかもしれません。ですが、それこそがバルサキャンプの特徴なのです。浜田さんが説明します。
 
「バルサキャンプのMVPの基準は『バルサのサッカーに合っているかどうか』です。バルサにはバルサの確固たるスタイルがあり、それを高いレベルで理解し、プレーとして表現できる選手がMVPに選ばれます。具体的には技術の高さ、ピッチ内でのポジション取りのスピード、考えるスピード、予測のスピード、判断力など様々な項目があります」
 
キャンプでは6人のスペイン人コーチが選手を評価し、最終候補の数名を責任者がチェックします。バルセロナにはバルセロナの確固たるスタイルがあるため、評価基準にブレはなく、多くの場合、コーチの意見が一致するそうです。
 
選手を見るときに重要なのが「いまの時点の完成度ではなく、将来その選手がどのレベルに到達するか」だと言います。小学1年生と6年生を比較すると、当然6年生のほうが走るのも速く、ボールコントロールも上手でしょう。しかし、それは現時点での評価にすぎません。
 
「過去のバルサキャンプでMVPに選ばれた子は、小学2、3、5、6年生と年齢がバラバラです。それがバルサキャンプのポイントだと思います。バルサには『バルサの7歳の選手として、このレベルに達している必要がある』という基準があります。それと比較してこの子はどうなのだろう、という見方をするんですね。当然、小学5年生と2年生を比べると、5年生の方が上手です。でも、この2年生の選手が5年生になったときに、どれだけのレベルに達しているのかをイメージするんです。そして2年生の子が3年後、5年生の子よりも上のレベルに到達すると判断すれば、その子のほうが高い評価を受けることになります。そこが重要で、高学年ばかりがMVPに選ばれるわけではないんです」
 

■バルサの選手に求められる2つの性質と5つの哲学

バルサの選手として重視されるのが“タレント性”と“人間性”の2つです。その選手の持っている才能がどれほどなのかを、トレーニングを通じてチェックしていきます。
 
「世界トップレベルの選手になるためには、才能と人間性の両方が不可欠だとバルサは考えています。バルサにはバルサの価値観という5つの哲学(敬うこと、挑戦すること、チームプレーをすること、謙虚でいること、努力すること)があり、才能に加えて、これらの要素を持った選手が良い選手と評価されます。イニエスタならイニエスタの、メッシならメッシが持つスペシャルな、その選手にしかない才能が必要なのです」
 
現在、日本には海外クラブのスクールが多数存在しています。夏休みなどで、キャンプに通わせたいと思う親御さんのなかには、「どのクラブのキャンプに入れればいいんだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。数あるサッカーキャンプの中で、バルサキャンプはなにが違うのでしょうか?
 
「それは、選手のお父さんお母さんからもよく聞かれますね。さまざまな視点から答えられることがあるのですが、バルサというチームのプレースタイルって、ボールポゼッションで・・・みたいに、ずっと同じやり方をしてきていると思われますよね。確かに、プレーモデルは変わらないんですが、じつは毎年少しずつアップデートされています。当たり前ですが、他のどのクラブもバルサに勝利するためにバルサの戦術を研究し、トレーニングを積んでくるわけです。しかしながら、バルサはそれをまた凌駕してチャンピオンになる。つまり、相手の研究をさらに超えるためにマイナーチェンジを繰り返しているんです。
 
もちろんマイナーチェンジをするということは、メソッドもアップデートされます。当たり前ですが、ライカールト監督時代と、グアルディオラ監督時代、ルイス・エンリケ時代でトップチームのメソッドもかなり変化していきています。そして、そのトップチームのメソッドが育成部門やスクール部門にも落ちてくるのです。つまり、バルサキャンプで行われるメソッドは毎年少しずつアップデートされ、世界最先端のトレンドをつかんだトレーニングメニューになるわけです。
 
次ページ:世界最先端のサッカートレーニングを体験できる
 

<告知>
FCバルセロナサマーキャンプ2016 今夏は全国7都市で開催!MVPを一名選出し、バルセロナへご招待!>>
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取材・文 鈴木智之

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