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知ってるとサッカー観戦がもっと楽しくなる!保護者のためのサッカー用語解説(2/2)

公開:2011年9月 2日

キーワード:サッカー用語日本代表

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9月2日にスタートするブラジルW杯アジア3次予選に向けて、前回に続き『知ってそうで知らないサッカー用語解説』の、第2弾をお届けします。ここに挙げた単語を会話の中に織り込むと、「サッカー通(ツウ)」に見られることうけあいです。また、親子で試合を見る際、ここに紹介するプレーに注目してみるのも面白いかもしれません。サッカーの見方をワンランクアップさせる用語解説、スタートです。

■アーリークロス

アーリークロスとは、ゴールから遠い位置でボールを持った選手が、相手のディフェンダーが戻りきらないうちに、ディフェンスラインとゴールキーパーの間を狙って入れるクロスボールのことです。ディフェンスは自陣に戻りながらボールに対応しなければいけないため、ゴール前に入ってきたアタッカー(相手側の攻撃選手)を見るのが難しく、マークを見失った結果、ゴールを許してしまう場合があります。アーリークロスの代名詞といえば、デイビッド・ベッカム選手。日本代表のアーリークロスの名手は、内田篤人選手です。疾風のように右サイドを駆け上がり、相手チームのディフェンダーが戻る前に、ピンポイントでクロスボールを送りこみます。内田選手がサイドでボールを持ったときに、フォワードの李忠成選手や岡崎慎司選手がどう動くか、そこを見るのも通(ツウ)の見方です。

 

■クサビのパス

クサビのパスとは前方(相手ゴール付近)にいる選手に送る、強い縦パスのことです。木にクサビを打ち込むように鋭いパスを入れることから、この呼び名がつきました。クサビのパスを前方の選手(主にフォワード)に送り、ボールをおさめてから前後、左右にパスをつないで攻めこんでいきます。日本代表でクサビのパスといえば、遠藤保仁選手が縦に入れる、速くて鋭いパスです。そして、クサビのパスのターゲットになるのが、本田圭佑選手。相手に接触されてもビクともしない強靭なフィジカルを備えており、足元の技術も高いので、クサビのパスの受け手としては理想的です。また、李選手もクサビのパスを味方につなげるのが上手です。日本代表の場合は遠藤選手がクサビのパスを入れ、それが攻撃のスイッチとなり、周囲が連動して攻めていきます。

 

■ ポゼッション

ポゼッションとは「所有」という意味で、ボールを保持する時間を長くするスタイルを「ポゼッションサッカー」と言います。ボールを保持していれば、相手に攻められることはありません。パスをつないでボールを保持し、試合の主導権を握って攻めていきます。テレビ中継を見ていると「ボールポゼッション」や「ボール支配率」などの数字が表示されることがあります。たとえば『日本代表60%、韓国代表40%』といった具合です。一般的に65%を越えると、圧倒的に支配している試合となります。日本代表には香川選手や遠藤選手を始め、パスセンスに優れ、ボールキープ力の高い選手がそろっているため、ポゼッションを重視したサッカーが実現できています。アジアでは、日本のポゼッションサッカーに対抗できる国はほとんどありません。これからの課題は、W杯の舞台で欧州・南米の強豪と互角に戦うために完成度を高めていくことです。
 
2回に渡り、「サッカー用語」を解説していきました。ほかにも「この言葉の意味を知りたい!」や「これってどういうこと?」など、疑問・質問がある方は、編集部へメッセージをお寄せ下さい! たくさんのご応募をお待ちしています。
 
その他にも、サッカーに関する専門用語は、『サカイク用語解説』でも紹介していますので、こちらもご覧ください。
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文/鈴木智之

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