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8人制サッカーを学ぼう【第6回】-8人制の楽しみ方

公開:2011年6月10日 更新:2012年5月17日

キーワード:8人制8人制サッカーを学ぼうルール大会

2つ目は『素早い攻守の切り替えができているか?』です。8人制は11人制に比べて、グラウンドが狭いため、自陣ゴール前から相手ゴール前へ素早くボールが移動し、ゴール前での局面が頻繁に生まれます。そのため、攻守の切り替えを素早く行うことがポイントになります。ボールを奪ったあと、素早くゴールに迫っているか。ボールを奪われた後、足を止めることなく奪い返しに行っているか。ボールが寄ってくるのを待つのではなく、自分から奪いに行くのが良いプレーです

3つ目は『狙いのあるパスを出しているか?』です。上記のようにピッチが狭い8人制では、狙いのあるパスが2、3本つながれば、シュートチャンスが生まれます。味方に身体能力に優れた選手がいて、その選手を目がけてロングボールを蹴り、こぼれ球を拾ってシュートへ持ちこむプレーもありますが、こぼれ球を確実にモノにすることができない限り、マイボールにできる可能性はフィフティ・フィフティです。それよりも、意図のあるパスを数本つないだほうが、ゴールにつながる可能性は高まります。やみくもにボールを相手陣地に蹴り込むのではなく、意図のあるパスを何回つなぐことができたのかをチェックするのも、通(ツウ)の見方です

ここであげた3つ以外にも、試合を見るときのチェックポイントはたくさんあります。試合を観戦するときは、パスやドリブル、シュートなどの『現象』だけでなく、子供たちが何を考えてプレーしたのか? チームとして、どのようなことをしようとしているのか? という『意図』を読み取ることができると、さらにサッカーを楽しんで見ることができるようになると思います

*1「ボールに対する寄せ」・・・ディフェンスの時に、(相手の)ボールを持つ選手に対して寄せる(プレスをかける、近くに寄っていく)こと
*2「ボールウォッチャー」・・・試合中(全体を見ず)にボールばかりを見てしまうこと

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取材・文/鈴木智之
写真/木鋪虎雄『チビリンピック2011決勝』より

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