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インタビュー

【後編】近所のフットサルから世界のピッチへ‐ロビーニョ

2011年3月31日

世界中の様々なスター達はどんな幼少期、少年時代を過ごしたのでしょう。彼らの知られざる一面や苦労、努力の一端に触れるこの連載。今回は、ACミランのスピードスター、ロビーニョのストーリー後編です。

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photo/AFLO

名門サントス(ブラジル)に加入した後も、ロビーニョ少年のテクニックは際立っていました。元サントスの英雄で、サッカーの王様であるペレをも魅了したという逸話を持つロビーニョは、18才でトップチームと正式契約。そして、プロの世界でも、誰にも止められないドリブルを披露してすぐさま人気者となりました。

それから2004年にブラジル代表デビュー、05年にスペインのレアル・マドリードへ移籍。"小さなロブソン"を意味するロビーニョのサクセスストーリーを支えたのは間違いなく、フットサル時代に培った能力でした。

「フットサルで身につけたことはたくさんある。フットサルはコートが狭いから、相手のプレッシャーも速いんだ。だから、ボールを受けたら瞬時に次のプレーに移らないといけない。その中で判断力が養われたし、スピーディーな中でボールを正確にコントロールする術が身についたんだ」

ロビーニョはフットサルについてこう語っています。

フットサルが育むのは、単なるボールテクニックだけではありません。それを生かす一瞬の判断力や、敵の圧力がかかったフルスピードでのプレー中に技術を繰り出す冷静さなど、広いコートでのサッカーにも通じる様々な要素が詰まっています。ロビーニョも、幼少期に過ごしたフットサルコートでこれらを手に入れたのでしょう。

フットサルの起源は諸説あり、ブラジルでは1930~40年代にはすでに、バスケットボールやバレーボールのコートを使った"サロン・フットボール"が盛んに行なわれてきたといいます。実際、ペレやジーコなどの世代でも、サロン・フットボールでテクニックを磨いた選手はいました。

しかし、94年にFIFAが統一ルールを制定し、"フットサル"という呼称が世界基準で使われるようになって以降、ブラジルサッカーの源流はよりストリートからフットサルに傾いているといわれています。

ロビーニョの前後の世代にも、ロナウジーニョ(フラメンゴ/ブラジル)やアレシャンドレ・パト(ミラン)など、フットサル出身のサッカー選手は数多く存在しています。そしてこれからもきっと、その流れが止まることはないのでしょう。

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