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インタビュー

【前編】家族とともに。世界最高の点取り屋への道 フェルナンド・トーレス

2011年1月 7日

 世界中の様々なスター達はどんな幼少期、少年時代を過ごしたのでしょう。彼らの知られざる一面や苦労、努力の一端に触れるこのコーナー。今回は、スペイン代表やリバプールで圧倒的な力を見せ続けるFW、フェルナンド・トーレスです。

 テクニック、スピード、知性、そして勇敢さを兼ね備えたスーパーストライカー、フェルナンド・トーレス。彼のキャリアを語る上で、欠かせないのが家族の存在です。トーレスは17歳のときにスペインの強豪、アトレティコ・マドリードでプロデビューを飾り、19歳でキャプテンを任されます。その後、数年でその才能は完全に開花。今ではスペイン代表のエースストライカーとして君臨するスペイン・サッカー界の超エリートです。そんな彼のストライカー人生がスタートした背景には、彼が愛する両親、そして8歳上の姉、7歳上の兄という4人の家族がいました。

 わずか2歳で初めてボールを蹴ったというトーレスは、5歳になる頃には、『オリバー&ベンジ(『キャプテン翼』のスペイン語版)』というTVアニメを見て、番組が終わると兄イスラエルに連れられてボールと一緒に外へ出かけていくサッカー少年に育ちます。しかし、当時のトーレス少年が憧れていたのは、オリバー(大空翼)ではなくベンジ(若林源三)。そう、トーレスは今のようなストライカーではなく、GKだったのです。

 しかし、6歳のときに転機が訪れます。きっかけは兄のシュートでした。強烈な一発を顔面でセーブしたGKフェルナンドは、地面にうずくまり、折れてしまった自分の歯が落ちているのを目にします。この経験を機に、トーレス少年は「二度とGKはやらない」と決意し、フィールドプレーヤーへと転向しました。翌年の夏から、トーレスは地元のクラブに参加して本格的にサッカーを始めますが、すぐにFWとして才能を開花させます。その後、8歳でトーレス一家は母の故郷ガリシアへと引っ越しますが、そこで所属したジュニアチームで、トーレスは1シーズン55得点という驚くべき得点能力を発揮しました。その活躍が認められ、トーレスは幼少期から憧れのクラブだったアトレティコ・マドリードの下部組織に引き抜かれることとなったのです。

GKからFWへの思い切った転身がすぐに結果を生むこととなった、トーレスのサッカー人生。

続きは後編にて。

000252.jpg写真:Action Images/アフロ

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