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健康と食育

2016年5月18日

手間ひま掛けてつくる料理が"よい食事"ではない!子どもにとって本当に"よい食事"とは

キーワード:栄養疲労回復

 

■旬の食材と補助食品を積極的に摂ろう

食事と栄養について、さまざまな誤解があることはおわかりいただけたでしょうか? 
 
これまでのショッキングな話もあり、「栄養素のバランスに気をつけた食事なんて無理」という声が聞こえてきそうですね。そんなあなたのために、柳生さんが今日から誰でも簡単に栄養バランスを取れる方法を教えてくれました。
 
「よく言われていることかもしれませんが、ごはんやお肉・お魚などのおかずがちゃんと作れているなら、緑黄色野菜を摂ることですね。見た目では、テーブルの上に白・茶・赤・黄・緑・黒などの色が5色くらいあるようにすると、バランスの良い食事になります。気をつけてほしいのは、できるだけ旬のものを食べること。スーパーに行けばどんな野菜でも1年中手に入るのが常識になっていますが、季節によって“元気の良い野菜”があるんです」
 
どんな料理を作るかで食材を決めるのではなく、旬のものを意識して、食材からメニューを考えるだけで、一回の食事で摂取できる栄養はずいぶん増えると言います。
 
それでも、必要な栄養素を1日3食だけで摂取することは難しいのが現状です。そんなときはサプリメントなどの栄養補助食品に頼るのも決して悪いことではないと言います。
 
「栄養素が手軽に取れるサプリメントを子どもたちに与えることに、なんとなく後ろめたさを感じる人は多いのかもしれません。でも、どんなに食事に気を遣っても、必要な栄養素すべてを十分に取り切るのは難しいんです。せっかく摂った栄養を生かすために、サプリメントなどで補ってあげることは食事の質を上げることになります」
 
もちろん、サプリメントなら何でもいいというわけではありません。柳生さんはできるだけ多くの栄養素を含んでいて、栄養素の働きや相関関係が考慮されているもの、食品由来の栄養素を使用しているものを選んでほしいと言います。
 
「疲労回復や美容サプリメントとして人気のビタミンCもビタミンPがないと安定して本来の効果を発揮できません。○○に効くと強調しているサプリを単体で摂っても効果はほとんどないでしょう」
 
同じように背を伸ばすためにカルシウムを単体で摂るのではなく、骨の素になるたんぱく質、カルシウム、リン、骨の健康を維持するマグネシウム、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなど、さまざまな栄養素をバランス良く摂取する必要があります。
 
複雑に絡み合う栄養素をすべて把握して、食材や調理法を適切に組み合わせることは、専門家であってもほぼ不可能でしょう。
 
「サプリメントと言っても、パッケージの裏を見て、その栄養素がどの食物から抽出されたものか明記してあれば安心です。人工物を口にしているわけではありませんからね」

 

■サッカー少年に必要な“4つの栄養”

足りているけど足りていない。飽食なのに栄養不足という難しい時代ですが、サッカーをプレーしている子どもたちには
 
・身体を大きくするため、成長するための栄養
・普段生活するエネルギーを作るための栄養
 
に加えて、
 
・サッカーをするための栄養
・サッカーで疲れた身体を修復する栄養
 
が必要です。
 
サッカーをする子どもたちのために、食事と栄養を意識する際には今回お届けした二つの記事の内容を頭の片隅に置いて、「正しい栄養の取り方」を心がけてみてください。
 
次ページ:栄養素は、ひとつでも足りないものがあるとうまく機能しない

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取材・文 大塚一樹

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