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健康と食育

この季節に気をつけたい!【後編】いつなるかわからない花粉症

2014年1月30日

キーワード:スポーツゴーグル予防

年が明けて1か月が過ぎ、早いもので週末からは2月に突入します。前回お伝えしたノロウイルスやインフルエンザだけでなく、これからの時期にやっかいなのが花粉症。今回は花粉症対策について、引き続き、神奈川県横須賀市にある「くどう小児科クリニック」の工藤聡先生にお話を伺いました。
 
<<この季節に気をつけたい!【前編】インフルエンザとノロウイルス
 
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■いつなるか、わからないのが花粉症!!

そもそも花粉症とは、アレルギー性疾患のひとつで、正式な病名は『アレルギー性鼻炎・結膜炎』といいます。原因となるのは空中に飛散している植物の花粉で、スギであれば2月頃から飛びはじめ、春はヒノキ、秋になればブタクサなどによります。これらの花粉と接触することで、アレルギー反応を引き起こし、『くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ』などの症状が現れるというものです。
 
花粉症は、ある日突然発症しますので、「うちの子は、去年平気だったから」といっても油断はできません。症状には個人差がありますので、ただ鼻をすすっているだけのこともあります。風邪からくる鼻水や鼻づまりであれば、一週間程度で治まりますので、その後も続くようでしたら、花粉症を疑ってみてください。
 
花粉症は、耳鼻咽喉科、眼科、そして小児科でも診察することができます。一般的に、耳鼻科はアレルギーや花粉症を専門に診ている先生も多く、鼻と目の症状を診察することが可能ですが、眼科は目の症状が専門なので、鼻の処置をすることは難しいようです。
 
小児科については子ども医療の専門医ですが、目と鼻の診察をすることも可能です。ただし、薬での治療が中心となりますので、鼻の洗浄や洗眼などの処置については対応できません。また、この時期の小児科には、アレルギーだけでなく風邪や感染症(インフルエンザやノロウイルス)の患者さんが来院していますので、うつるリスクもあるということを頭に入れておいてください。
 
 

■花粉症の治療は薬で症状を軽減させることが中心~薬は飲み続けること!!

どの診療科を受診しても、花粉症の各症状を抑える対症療法は、抗アレルギー剤という内服薬、点鼻薬、点眼薬などの薬剤治療が中心となります。
 
花粉症の内服薬は症状を抑える薬ですので、ひどくなってつらくなる前に飲んでください。「きょうは楽だから、調子がよいから、薬を飲むのをやめよう」と、そのときの体調によって判断することのないよう、原因となる植物の花粉が飛散しているシーズン中は、継続して服用することが大切です。
 
サッカーの練習や試合があるときは、薬を飲んでから出掛けるようにしましょう。薬は服用してから効果が出るまでに時間がかかります。家のなかでは調子がよかったからといっても、一歩外に出れば、花粉にさらされてしまうわけですから、プレー中に症状が出たからといって飲んだのでは遅いのです。
 
最近は、鼻炎に効くアレルギーの薬も副作用の少ないものが増えていますが、なかには、まだ眠気の強くなる成分が含まれているものもあります。また、花粉症の薬を飲んでいて、それに風邪薬など他の薬を飲んでしまうと、組み合わせが悪いこともありますので注意が必要です。例えば、サッカーの試合会場に向かうときに、クルマに酔ってしまうお子さんは、酔い止めを服用されることもあるようですが、市販されている酔い止めには、花粉症でも使われる抗ヒスタミン剤と同様な成分のものがあります。つまり二種類の薬を飲むことで、同じ成分を倍の量摂取してしまうことになります。鼻づまりは解消されても、眠くなったり、他の副作用が出たりする恐れもありますので、事前に医師や薬剤師に相談をするようにしてください。
 
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■大切なのは花粉を落とす習慣づけと、花粉をできる限りよけること

サッカーが終わってからは、すぐに水道の水で顔についた花粉を洗い流すことを、おススメします。濡れタオルで顔を拭くことも有効です。ただし、アルコールの含まれているウエットティッシュで代用することは肌への刺激が強いので避けたほうがよいでしょう。
 
花粉症は生命に危険をおよぼすようなものではありませんが、快適な日常生活を送るのには困難な病気です。特にサッカーをやっている子はプレーへの集中力が欠けることもあるでしょう。それだけに、保護者の皆さんは、我が子の症状を少しでも軽くしてあげたいと考え、「この食材が花粉症に良い!」との情報があれば、食生活の改善にも取り組まれていることと思います。しかし、緩和される症状はわずかなものかもしれません。それは、シーズン中であれば、花粉がつねに飛んでいるので、体内に蓄積されれば、アレルギー症状が出てしまうからです。
 
つまり、花粉症を予防するには、医師から処方された薬をしっかりと服用して症状を抑えていくことを基本としながら、うがい、手洗い、洗顔を心がけ、帰宅したら、玄関を上がる前に着用していた衣類に付いている花粉をはらい落とすなどして、できる限り花粉をよけることを心がけましょう。
 
 

■花粉をよけることのできるアイテムを活用する

サッカーのプレー中には、スポーツゴーグルを着用することによって花粉から目を守ることができますので、最後にご紹介しておきましょう。
 
「もともとは視力の低下しているお子さんがスポーツをするときに着用するメガネなのですが、水泳のゴーグルのようにバンドを使って隙間なく固定することができるため、花粉をよけることができます。ポリカーボネイト製の丈夫なレンズをはじめ、ずれの防止や衝撃の緩和など、スポーツを安全に楽しむための様々な工夫が凝らされています」と子ども用スポーツメガネを豊富に取り扱っている、イワキメガネ・ランドマークプラザ店の上條誠店長。実際に、サッカーをやっているお子さんが、花粉よけとして、素通し(度のない状態)で着用されるケースが多くなっているそうです。
 
スポーツゴーグルの詳しい説明は、イワキメガネのホームページに掲載されています。ぜひ、参考になさってはいかがでしょうか。
 
<<イワキメガネ>>
http://www.iwakioptic.co.jp/product/kids_sports/
 
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取材・文/山本浩之 取材協力/くどう小児科クリニック、イワキメガネ・ランドマークプラザ店 写真/新井賢一(ダノンネーションズカップ2013より)

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