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健康と食育

PR-食事を楽しみつつ栄養コントロールも忘れずに:佐藤寿人①

2013年10月 1日

キーワード:サンフレッチェ広島全日本少年サッカー大会栄養食事

サンフレッチェ広島のエースストライカー佐藤寿人選手は、プロの世界を勝ち抜くために厳しい練習を自らに課し、人一倍栄養管理にも気を配っています。その成果が昨シーズンの最優秀選手賞と得点王の獲得に現れ、今シーズンも多くのゴールを決める原動力になっているのです。では、“食”の面から見て佐藤選手はどのような考えを元に栄養管理を行っているのか、そして、活躍の源となっているVのチカラメシとは何か? それを語っていただきました。
 
佐藤寿人選手
 
PROFILE
佐藤寿人[さとうひさと]
サンフレッチェ広島所属。ポジションはFW。元日本代表。2012年シーズンJリーグ得点王。同年最優秀選手賞、ベストイレブン、フェアプレー個人賞、全国サッカー担当記者が選ぶ日本年間最優秀選手賞を受賞。相手DFとの駆け引きに長けたストライカー。前線から行う守備に対するチームメイトの評価も極めて高い。双子の兄・勇人とは2006年に日本サッカー史上初となる双子の国際Aマッチ同時出場を果たしている。
 
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■プロサッカー選手は身体に必要な栄養を理解する必要がある

 僕が広島に移籍してきた時(’05年)に監督をされていた小野剛さん(現杭州緑城ヘッドコーチ)が、「プロサッカー選手として24時間をどうデザインするかが大切」というのをよくおっしゃっていました。これは食事にも通じるものがあります。大切なのは、食べたいものを食べたいだけ食べるのではなく、どういった栄養が身体に必要なのかを理解しておくこと。プロサッカー選手としての成功は、ピッチの外の部分でもどれだけ厳しく向き合うことができるか、これができる人とできない人で大きな差が生まれると思っています。
 
 具体的には、僕は1日に4、5回体重を量ることで、トレーニングの強弱と体重の増減への影響を把握し、食べる量や食事内容をコントロールできるようにしています。そんなに体重が減っていなければ野菜の量を多く摂るようにするなど、コンディションによっては好きなお米も調整して、バランスを考えた食事が採れるよう心がけていますね。
 
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■ストイックになりすぎないことも大切だと思うように

 子どもの頃、好きな食べ物は? と聞かれて「白米です!」と答えるぐらいご飯が好きでした。お茶碗に2杯3杯と平気でおかわりして食べていました。嫌いなものもなく、おかずもたくさん食べていましたから、とにかく大食いでしたね。食事の面から体調管理を考えるようになったのは、U-16日本代表に選ばれた時でした。チームの専属になっていた管理栄養士さんから食事の大切さを学び、今でも実践しています。そんな中でも、3年くらい前からは、食事にストイックになりすぎないことも意識するようになりました。当時の僕はシーズン中一滴のお酒も飲まなかったのですが、ある有名なシェフと食事をした時に、「ヨーロッパでは次の日にサッカーがあろうが、普通にワインを飲んでいる」と聞きました。それがきっかけで、もしもお酒を飲みたいと思ったのなら、自分で考え、しっかりした判断の上で飲めばいい、気持ちを抑えるストレスの方が身体に悪いかもしれない、と考えるようになりました。これは2、3年前にロサンゼルスのトレーニング施設に行った時の栄養講習でも同じようなことをいわれましたね。それまで自分の中では、身体に良くないものは何も受け付けないという意識だったのですが、100%完璧を目指すという発想から離れ、食のことでストレスをためないという考え方に切り替え、「あ、これだったらチョット食べても大丈夫かな」という風に、間食も楽しむようになりました。
 

■佐藤寿人選手のVのチカラ・メシ=鶏もも肉の素揚げ

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 僕は栄養に関してはかなり興味もあって、良いと思ったことは積極的にトライしています。妻とも「こんな話があるからやってみようよ」と相談しながら作ってもらうこともありますね。中でも、妻にリクエストすることが多いお気に入りのメニューは「鶏もも肉の素揚げ」。衣をつけないでそのまま揚げたもので、僕の大好きなメニューのひとつです。
 
 
 
 
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取材・文/大下和彦 写真/中原義史

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