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【コンディショニング第3回】おにぎりは、日本が誇る万能食!

公開:2011年6月25日 更新:2023年6月30日

キーワード:コンディショニング連載栄養食事

続いて"脂肪"です。これはスポーツ選手があまり身体に蓄えておきたくないものです。しかし、脂肪は、エネルギー源になるだけでなく、神経伝達やホルモン分泌などに必要な栄養です。敢えてたくさん摂る必要はありませんが、子ども達が大好きな唐揚げやカレーライスは、おなか一杯に食べさせてあげてください。この時にエネルギーに変わりやすいキャノーラ油やオリーブオイルを使うといいですよ。

■食事のタイミングとおにぎりの効果

これらの栄養をよりよく食事で摂るには、タイミングが重要です。練習直後、30分以内に食事を摂ると、こうした栄養の吸収率が通常の4~5倍となります。練習でエネルギーがからっぽになった筋肉にどんどん炭水化物が蓄えられ、同時にタンパク質を摂ることで、(運動で)疲れたり、傷ついた筋肉が修復されます。

ただ、「練習後30分以内に食事は摂れない」ということも、よく聞くことです。練習後、帰宅するまでに30分以上かかったり、帰ってすぐにお風呂ということもありますね。こういう場合は練習後におにぎりでOKなんです。そして、おにぎりの具は梅干し、鮭はとてもいいですね。

梅干しはクエン酸が含まれており、疲労回復を促します。鮭はタンパク質なので、炭水化物とタンパク質が一緒に摂れますね。おにぎりは日本が誇る万能食です。お母さんの愛情込めて握ってあげて下さい。

練習後に、お母さんの愛情たっぷりのおにぎりを食べて、帰り道に着き、お父さんとお風呂に入って練習について話しをする。そして家族団らんの食事。それが、心と身体の最高のコンディショニングです。

江上猛//

えがみたけし。ストレングス&コンディショニングを専門とするコンディショニングトレーナー。 福岡県筑後市にてセミパーソナルトレーニングシステム主体のトレーニングジムK2ATT(カット)経営。子どもから高齢者、競技選手にいたる幅広い年齢層とニーズに応じたトレーニング指導を行なうほか、本場中国武術を伝授し、普及活動を行うほか、中国武術を用いた身体操作法や独自のコンディショニング法により、体力増強や競技力向上でも高い評価を得ている。 また、一般社団法人ウェルネスJAPAN教育研修事業部チーフとして、スポーツ指導者、トレーナーのスキルアップ、及びスポーツ現場におけるスポーツ傷害予防を目的としたスポーツ医学やスポーツ科学に基づいた指導法を普及させる活動、セミナー活動も行なっている。
(社)ウエルネスJAPAN公式HP(PC)http://www.wellnessjapan.org/

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