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親子でチャレンジ

フットサルでいじめ・虐待防止を訴える 川崎市が「オレンジリボン・ファミリーカップ」開催

公開:2017年1月13日 更新:2023年6月30日

■スポーツを通じていじめ・虐待が減ることを期待

大会終了後に中村理事長が開催の経緯、そしてスポーツには児童同士でのいじめや虐待など防ぐ力があり、今後もそういった課題解決の一手を担いたいという思いを語ってくれました。
 
「チャイルドワンは設立して5年目になります。憲剛の強い要請で法人を作ったのですが、それに基づいてHPを中心に色々と進めてきて、いくつか川崎の児童養護施設ともお付き合いをしたり、フロンターレのゲームに招待をしたり、そういうことをやってきました。一方で川崎市こども未来局児童家庭支援・虐待対策室との交流もありました。その中でいくつかの案がこの2年くらい論議されていたのですが、『こういう大会をやりたいからどうだろうか?』というお話を頂いて、ぜひ、ということで、協力することになりました」
 
「憲剛がずっとサッカーをやってきているのを見て思ったのは、スポーツに集中している子というのは、虐待はともかくとしても、いじめなど、そういうことは関係なくやっている。そんな暇がない。そういった意味では、オリンピックで色々なスポーツが広がり始めている。その中で子どもたちが生きていってもらえればそういう問題も減っていくということを期待しています」
 
子どもたちの中でも「練習中はつかみ合いになったり、喧嘩になるけど、終わったら関係ないです!」という声も聞こえました。そこについても中村理事長は「本気になれる一方で、外に出れば関係ない。それがスポーツの魅力」だと言います。
 
そして、グラウンドに立った選手の中でも調子が悪い選手を見つけたら、それを周りでサポートしていく。そういった助け合いの精神が育まれることもまた、サッカー引いてはスポーツの魅力です。そして、これがいじめ防止に繋がるという確信を強く、持っていらっしゃるようでした。
 
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■中村憲剛選手からのメッセージ「仲間としてやっていく大事さを学んでほしい」

「自分たちでもやれること、サッカー選手がやれることの一つとしてそこに自分も入らせてもらったというところがあります。サッカーは色々な、ポジティブな要素がある。体を動かすだけでなく、明るさを取り戻せるというのもそう。そういう側面があるので、自分自身もチームメイトと一緒に、仲間としてやっていく大事さをサッカー通じて学ぶことができた。そういう機会を自分が作ることで、言い方が悪いけど、子どもたちからいじめとか虐待というネガティブな要素が少しでも排除されれば良いなと思います」
 
当日は残念ながら大会に来られませんでしたが、後日、中村憲剛選手はこうコメントを寄せてくれました。ご自身がサッカーを通じて学んだことを、多くの子どもたちに学んで欲しい。そういう強い思いは多くのサッカー選手が持っているものです。
 
これを後世に伝えていくためにも、今回のような大会を続けていくことは非常に大きな意味があるといえるでしょう。
 
 
一般財団法人チャイルドワン/
中村憲剛が中心となり、児童虐待やいじめ防止を目的とした活動を展開。「なくそうよ、虐待。やめようよ、いじめ。子どもは宝。」をスローガンに、子どもたちを守る傘になろうと『ピンクアンブレラ運動』を展開している。
http://www.child-one.org/
 

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