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かわいい子には旅をさせよ!子どもが旅で身に付ける3つの能力

公開:2015年3月 2日 更新:2023年6月30日

「かわいい子には旅をさせよ」。
 
ジュニアと言われる年代の子育てがひと段落して、「本当にその通りだな」と実感しています。
 
わたしは子どもたちに旅をさせることができなかったと思います。早く一人前になってほしいと思いながらも、わたしの目の届く範囲で育ててきました。
 
もし、あのとき旅をさせていたら…何事にももっと積極的に関われる子になっていたのではないか、自分の意見をしっかりと持ち発信できる子になっていたのではないか、と思えてなりません。
 
親が手を離し、見守ることも愛情。
 
過ぎたことだから言えるのかもしれませんが、サッカー少年の親をみなさんよりちょっと先に経験した先輩としてあなたに伝えたいこと。新学期を迎えるに当たり、少しずつ子どもの自立をサポートしませんか?(取材・文/前田陽子)
 
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■石橋をたたくのは親の役目ではなく、子どもの自身の役目

忘れ物をしたら届けてあげたり、荷物の準備をしてあげたり、靴ひもを結んであげたり…。
 
サッカーや学校でお母さんたちと一緒にいると、石橋をたたいてあげるお母さんの多さに驚きます。低学年のころは目をつむりますが、高学年になっても続けているのはどうなのでしょうか。 
 
「さあ、この石橋は大丈夫よ」と教えてもらえたら、子どもは安心です。けれど、それではどんな石橋が危険で、どんな石橋は大丈夫かを認識することができず、判断を下すこともできません。
 
“いま”はまだいいかもしれません。子どももまだ小学生で親も一緒にいてあげられます。でも、10年後は? 20年後は? そのとき自分の足でしっかり立っていられるようになるためには、いまを過保護に過ごしていてはいけません。サカイクキャンプヘッドコーチの高峯弘樹さんは言います。
 
「サッカーの練習中に選手同士が接触して転ぶと、すぐに駆けつけてくる親がいます。その行為がどれだけ自立を妨げているか考えてほしいと思います。親は良かれと思っているけれど、それは親の自己満足です」
 
本当にそうだなと思います。でも、親はなかなか子どもから離れられません。頭では理解していても、いざ、目の前で子どもが転んだら反射的に助けに行ってしまうのです。
 
そうならないためには、「旅に出す」のが一番。子どもが目の前にいなければ、危険を察知することもできなければ、手を出すこともできません。旅に出て、帰ってきたときに子どもが自分でできることを親が認められると、スッと手を離せるはずです。
 
その“旅”に『サカイクキャンプ』がなるのではないかと思います。子どもは思い切りサッカーができる、親から離れて過ごせる(親はさみしいですが、子どもはうれしいんですよね)と喜んで出かけていくでしょう。子どものいない時間は少しつまらないかもしれませんが、自分のために使って心身ともにリフレッシュ。そして、子どもと離れたときこそじっくりと、本来は誰が石橋をたたくべきかを考えてみましょう。
 
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【子どもが旅で身につける3つの能力】
1.自分の意見を持ち、発信する能力
2.危険を察知する能力
3.状況を認識し、判断する能力
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次ページ:「次、どうしようか?」その一言で、自ら考える力が身につく

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取材・文/前田陽子

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