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サッカー少年にもオススメ。読み聞かせで心の悩みを解決!

2011年11月 7日

キーワード:コミュニケーションメンタル悩み

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サッカー少年といえば、学校から帰ってくるとボールを持ってチームの練習に出掛け、休みの日は朝早くから夕方までサッカーの試合に明け暮れる。そんな日常を当たり前のように繰り返していることでしょう。しかし、時にはチームメイトとケンカをしたり、試合があっても楽しそうにしていなかったり、あるいは、何かと理由をつけては練習を休むようになってしまったなどと、見守る保護者としても、わが子の様子に気をもむことは多いのではないでしょうか。
 
 

■小学生にも読み聞かせのススメ

小学生年代では、友だちに「チビ」、「デブ」と言われたなどの容姿へのコンプレックスや、友人との対人関係に問題を抱えていることもあります。また、やりたいことが上手くできないなどの現実との壁に直面することもあるでしょう。けれども、そういった悩みを抱えていることを保護者に打ち明ける子どもは少ないかもしれません。むしろ自身の弱みを大切な家族に知られたくないとの思いから、頑なになって心を閉ざしてしまう可能性もあります。
 
それならば、夜寝る前の時間を利用して、本の読み聞かせをしてみてはいかがでしょうか? 子どもの本には、心の悩みを和らげ、自信とやる気を取り戻すきっかけをつくる作用もあるのです。
読み聞かせといえば、動物や乗り物が擬人化された絵本を、子どもが小さかったころに子守唄の代わりに読んであげた経験のある保護者も多いことでしょう。そのせいか、赤ちゃん向けだという幼稚なイメージや、小学生になったら自分で読んだほうがいいとの考えもあるかもしれませんが、とくに幼児までが対象ということではありません。
 
学年や年齢に見合った児童文学の作品を読んであげればいいのです。6年生になっても子どもさえ嫌がらなければ、どんどん読んであげてください。大好きなお父さん、お母さんと一緒に潜り込むポカポカの布団のなかは、子どもにとって安らぎの空間なのですから。
 
 

■本選びには図書館を利用してみる

ところで、いざ「本の力を借りてみよう!」と思ってもどんな本を選んだらよいのか迷ってしまうことでしょう。書店に出向いても、そこにはいろいろな種類の児童書が溢れています。たとえば、子どもが自信を失っている時には、「弱虫な主人公が冒険の旅にでて、仲間とぶつかり合いながらも友情を育み、そこで待ち構える困難なことを乗り越えて、前よりも強くなって元の居場所に戻ってくる」といったファンタジーの王道的な要素のある物語が最適ですが、それだけでも数え切れないほどの作品があり、理解できる年齢も様々です。対象年齢が12歳の本を6歳の子どもに読んであげても意味はありません。
 
そこで、まずは図書館を利用してみることをオススメします。ほとんどの施設は、一般書とは別に児童書のスペースを設けてあり、豊富な情報量を誇ります。学年別に推薦図書のパンフレットが用意されていることも多く、あらすじや書評が書かれているので本選びの参考になります。児童文学の専門的な知識をもつ司書や職員もいますので、子どもの状況にあわせて、どういうテーマのものを選べばよいのか相談してみるのもよいかもしれません。きっと、数ある蔵書のなかから最適な一冊を紹介してくれることでしょう。
 
 

■読み聞かせのポイントは?

実際に読み聞かせをするときには、台詞などを感情移入して読まないほうがよいと言われています。聞き手の子どもが、物語の中に自分の世界を作り上げる余地をなくしてしまうからです。そして、「どうだった?」、「おもしろかった?」と感想を聞かないことも大切です。話の途中や読み終わるたびに質問をされたら、大人でも、うっとうしく感じると思います。「本を読んでもらうと、感想を言わなくちゃいけないから面倒くさい」そうなってしまえば、自然と本が嫌いになってしまうことは言うまでもないでしょう。本を読み終わったら、明かりを消して「おやすみなさい」をするだけで十分です。
 
もちろん、保護者にとっては「ちゃんと理解ができたのかしら?」と気がかりかもしれませんが、あれこれと教えすぎてしまったり、大人の意見を押し付けたりしては、子どもが自分自身で解決しようとする力も育ちません。育成年代のサッカーでも「教えすぎ、与えすぎはよくない。子どもたちが自分で考える力をつけることが重要だ」と多くの指導者は言います。読み聞かせにしても同じことです。保護者は子どもにきっかけだけを与えます。あとは本人が感じ取って、自らで問題を解決しようとする行動力と勇気を身に付けていくことが大切だと思うのです。
 
 
山本浩之 //
やまもとひろゆき
フリーライター。神奈川県出身。絵本・児童文学研究センター(北海道小樽市)で子どもの本を学ぶ。現在は、神奈川県内のスポーツ少年団、市立中学校でサッカーの指導をしながら、キッズ、小学生、中学生などの育成年代のサッカーを中心に取材活動をしている。
 
 
【サカイク編集部より】
サッカーに関する本もいろいろあります。
高学年向けや低学年向けなどいろいろあるので、
ぜひ図書館で相談してお気に入りの一冊を見つけてみてください!
 
 
 
 
 
 

 

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文:山本浩之 写真:小川博久

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